アールヌーボー(Art Nouveau 1890-1910年頃)の頃以降、特にフランスでは経済的に大変豊かな(産業革命や植民地支配による)時代が続いておりました。 特にフランスの1900年前後はベルエポック(良き時代)と言われ、「退廃的」とか「享楽」とか後の時代に表現されるほど人々は我が人生を謳歌していたのです。 そのような時代背景もあって、鮮やかな色彩で、凸凹、装飾過多なバルボティーヌが大変流行りました。 バルボティーヌという言葉は窯やブランド名ではなく泥漿(泥漿とは、鉱
フランスでは、1月になるとパン屋さんやパティスリーなどにガレット・デ・ロワが並びはじめます。 キリストの誕生を祝って東方から来た3人の王様「バルタザール」「メルキオール」「ガスパール」にちなんだ、カトリック伝統のお祭り『公現祭(Epiphany)』を祝うお菓子です。 「ガレット(galette)」とは円形のお菓子、「ロワ(roi)」とは王様のこと。 直訳すると「ガレット・デ・ロワ(galette des Rois)」は「王様のケーキ」という意味ですね! このお菓子の中に
現代でもコレクションされている、"コスチュームジュエリー"。 宝石の価値よりもファッション性の高さを第一に作られたイミテーションジュエリーを呼びます。1950年代のハリウッド女優たちが映画や舞台で身に着けたことからその名で呼ばれるようになったといいます。 コスチュームジュエリーには当時高価であった「本物」のジュエリーと同様の作りが用いられることが多くありました。 正直なところ、本物ではないガラスや模造パールを使用したジュエリーの存在意義に疑問を感じていました。現代の感覚
19世紀フランスを代表する女性作家ジョルジュ・サンド(George SAND,1804-1876)をご存知でしょうか?誰もが知る音楽家、フレデリック・ショパン(Frédéric François Chopin,1810-1849)との恋愛でも有名な女性です。 当店でお取り扱いをしていたこちらの器。フランスで最も有名なcreil et montereau(クレイユ エ モントロー)窯のコンポティエです。 2色に色分けされた葉に小さな花が付き、つるや根まで描かれているのは実の
sarreguemines(サルグミンヌ)窯 なめらかで美しく魅力的なアンティークのうつわたち。その多くをたどれば、無数の陶窯の吸収合併において成り立っています。 その中のひとつでもある、Sarreguemines(サルグミンヌ) は1770年創業された陶磁器ブランド。その名の通り、フランスとドイツの国境に位置する小さな町サルグミンヌで窯の歴史が始まりました。 出典:Wikipedia,Sarreguemines かのナポレオンも愛したといわれるその品質のすばらしさか