見出し画像

第74回日刊スポーツ賞中山金杯(好走条件①)

金杯には注目すべき好走条件があります。

それは「半年以内に3勝Cを勝った馬(※2000mは特注)」
というものです。
実際に見てみましょう。

<2024年>

昨年は条件該当馬が1着・3着・4着で2000mを勝った馬は2頭とも馬券内です。

<2023年>

23年は該当馬が多いのですが、2000m組は2頭でその中から1着馬が出ています。

<2022年>

22年は該当馬1頭で2着です。

<2021年>

21年は該当馬5頭で、2000m組が3頭いてその中から1着馬と2着馬が出ています。

<2020年>

20年は該当馬1頭で2着です。

<2019年>

19年は該当馬2頭で3着馬がいます。

<2018年>

18年は該当馬4頭で、内2000m組が2頭で3着と4着です。

<2017年>

17年で初めて3着以内馬が0頭でした。それでも4着馬が出ています。

<2016年>

16年も4着が最高でした。

<2015年>

15年は2000m組が3頭で、その中から3着馬が出ています。

<2014年>

<2013年>


これで12年分です。

なかなかの好走馬輩出率だと思いませんでしょうか。
まとめると以下のようになります。

12年間で4着以内馬が1頭も出ていない年はありません。
ハンデ戦で着差がわずかになりやすく、ちょっとした不利で着順が落ちることを考えるとかなり優秀だと思います。

それに近年は1着馬が出ています。
前回の記事で、私の推測ですが23年から基礎負担重量が増えたことで軽い馬が有利になったのではないかという考えとも一致します。

それと2000m組がかなり優秀です。
何もこれは根幹距離と非根幹距離だからというオカルトではなく、2000m組が一番レベルが高くなりやすいからだと思います。

上記のデータを「距離別」「開催月」別に並べてみましたのが以下です。
<1800m>

1800組で唯一3着以内に好走したのがディサイファです。
この馬は9月の3勝Cで0秒差の2着がありました。

<2000m>

上記の表を見ると、8月末から10月までの勝ち馬の成績が良いことがわかります。これは、6月から3歳以上戦が始まりますが、ご存じのとおり斤量の軽い3歳馬が有利になります。好走率も高いです。
そして大体6月7月に2勝Cに出走してきます。そこを勝ち上がった馬が8月末から10月にかけて3勝Cに出走してくるので、3勝Cのレベルが高いのではないでしょうか。

表の上3頭も好走していますが、これは冬にかけて調子が上がってきた馬か成長が遅めの馬という風に考えられます。(1800m組も12月組に4着馬が多い)

上記の赤い線囲いの馬を、3勝Cを勝った斤量の重い順に並べたものが以下です。

これを見ると、58kgで勝った馬は3頭とも馬券内です。
※斤量変更後の23年が2頭
57kgの場合0-0-1-2-0-2/5になります。
3歳馬で55kgで勝った馬も3頭全て馬券内です。
56kgのアドマイヤタイシは、3勝Cを勝った後G3を2戦連続2着の馬でした。

ここまでを踏まえて、今年の条件該当馬を見てみます。

まず古馬で54kgで3勝Cを勝ったギャラクシーナイトは消しで良いかなと思っています。斤量も2kg増ですしね。

55kgのレガトゥスも400mの壁もありますし、レースレベルに疑問もありますので消します。

唯一の2000m組のショウナンアデイブは、11月前半という過去不振なタイプですしディープインパクト産駒もこのレースとあまり相性が良くありません。


ディオスバリエンテは58kgで勝っており、期待したいのですが明け7歳が気になります。ディオスバリエンテの月別成績は以下のとおりで、恐らく冬馬だと思います。
穴紐で考えたい1頭ですね。

結論としては3勝Cを勝った組ではディオスバリエンテを推したいです。


いいなと思ったら応援しよう!

Toshinの競馬予想note
もし私の予想が役に立ったと思われた方がいらっしゃいましたら よろしければサポートをお願いします。