第60回京王杯2歳S(予想)【◎ヤンキーバローズ3着!】
本命はヤンキーバローズです。
何故この馬に期待するのかを説明します。
まず新馬戦のレースラップです。
勝ちタイムは1098という好タイムで、次走函館2歳Sでも5番人気とそこそこ支持されました。
比較で出しているエンドレスサマーは1094というもっと速いタイムで勝っています。こちらは中間が緩んだ分、後2Fが速くなっており、0.8秒差の楽勝でなので、単純に考えるとエンドレスサマーの方が強く感じます。
2頭の力差が逆転したと感じたのは次走函館2歳S
エンドレスサマー 3着
ヤンキーバローズ 4着
でやはりエンドレスサマーの方が着順が上ですが、じっくり分析するとヤンキーバローズは強い負け方をしているんじゃないかと考えました。
その理由を説明するには、そもそも函館2歳Sとはという話からする必要があります。
まず、函館2歳Sの脚質&上がり順位別成績を見ていただきます。
■函館2歳S脚質&上がり順位別成績
※2010年以降、良限定
ご覧のとおり、先行馬が圧倒的に有利なレースです。
比較で差し有利と申し上げた小倉2歳Sを見てみると
■小倉2歳S脚質&上がり順位別成績
※2010年以降、良限定
なので、先行して勝った馬は
ファンタジスト 京王杯2歳S1着
アサクサゲンキ 京王杯2歳S3着
レーヌミノル 京王杯2歳S2着
という結果を残しています。
一方逆に函館2歳Sでは、差して好走していた
タイセイビジョン 京王杯2歳S1着
モンドキャンノ 京王杯2歳S1着
アイムユアーズ ファンタジーS1着
等が活躍しています。
但し、追い込んで函館2歳Sで好走しても、その後パッとしなかった馬もいます。12年の1-2着馬
ストークアンドレイ
コスモシルバード
です。
この差がどこから出てくるのかを調べてみました。
まず、タイセイビジョン(1着ビアンフェ)とモンドキャンノ(1着レヴァンテライオン)の年のレースラップです。
3F~5Fが平均より速い、締まった流れのレースラップです。
次に追い込みで決まったストークアンドレイとコスモシルバードの年とアイムユアーズ(1着ファインチョイス)の年のレースラップです。
恐らく、函館も近年高速化が激しいので、平均と比較すると物足りない印象を受けますが、少なくともファインチョイスの年はだいたい平均に近く、最後も失速していません。(※平均に近いという事は先行馬有利ということ)
対してストークアンドレイの年は、2F目に加速が入り最後の1Fはやや平均より上ですが1着馬のストークアンドレイは10-11の位置取りの馬なので、先行馬はもっと失速していることが予想されます。
ちなみにこのレースで2番手から3着がティーハーフで、5番手から4着がロゴタイプです。
そして今年の函館2歳Sのレースラップですが、以下のとおりです。
後半の速いレースラップで、差し馬がその後活躍したレースラップと非常に似ています。
1着サトノカルナバル 4-4
2着ニシノラヴァンダ 1-1
3着エンドレスサマー 2-2
4着ヤンキーバローズ 10-9(上がり2位)
どうですかね?
ちなみにですが
6着リリーフィールド 12-11(上がり1位)
次走もみじS(OP)1着(0.6秒差の楽勝)
9着ヴーレヴー 12-11(上がり3位)
次走シンガポールターフクラブ賞(OP)2着
2走後りんどう賞(1勝C)1着
追い込んで速い上りを使った馬が、その後活躍しています。
新馬戦は平均より速い流れを先行して勝っていますし、ある程度速い流れにも対応可能と考えています。
今年は◎ヤンキーバローズで勝負してみます。