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第19回夕刊フジ賞オーシャンSの反省と予想のヒント(俺用メモ)

オーシャンSの予想記事をアップしましたが

トウシンマカオを危険な人気馬として考えて、快勝されてしまいました。
これは予想が根本的に間違っていたという話になります。
その理由を探った先に、日曜日のワイド55.2倍の的中がありました。
来年のオーシャンS的中としばらく続く中山芝1200mを攻略するための、自分用のメモです。


まずトウシンマカオに勝たれたという時点で、根本的にアプローチが間違っていたという事になります。

まず、今年のレースラップは以下の様になります。

最後1Fの失速が緩くなっているのは逃げ・先行馬がつぶれて、差しが届いたことが理由かと思います。

細かな説明は抜きにして結論(現時点での仮説)から説明します。

以下は、昨年のオーシャンSの出走馬の過去13か月で、3勝C以上の芝1200mのレースで、0.5秒差以内の好走をしたレースをまとめたものです。
そして、その表を走破タイムの速い順に並べています。

<2023年>

走破タイム1.07.5以下の速いタイムには色を塗っています。
結果的にそ走破タイムの1-2-3位が1-2-3着になっていますが、競馬ってそんな簡単なものじゃないのはご存じのとおりです。
ここで注目したいのは「前後差」がマイナスである点です。
同じタイムでも、失速して記録したタイムと加速しながら記録したタイムでは勝ちが違います。完全なオーバーペースでない限り、加速しながら記録したタイムはまだ速くなる余地を残しています。

次に同じ表を「前後差」の数値の小さい順に並べ替えたものを見ていただきます。

上の方に好走馬が記録したレースが集中しているのがわかります。
23年はレースラップを見ればわかる通り、上がりの速い年でしたので瞬発力を問われるレースで好走した馬向きの年だったと言えます。
この年がもし「スローの上がりの速い年になる」とわかっていれば、3連単58万馬券を楽々的中できたかもしれません。

<2022年>
22年も23年と同様の条件でデータをまとめました。
まずは走破タイムの速い順に並べたデータです。

持ちタイムが一番速いのはファストフォースですが、前後差が1.4と失速して記録したことがわかります。
2位のボンボヤージも失速して記録しています。
3位のナランフレグは-1.6という加速で記録しています。そして2着に好走しました。6位のジャンダルムも-2.2という加速で速いタイムを記録しています。結果1着でした。

3着のビアンフェですが、これは展開の恩恵があったと思います。
22年と21年のレースラップを見ていただきます。

かなり似たレースラップだと思います。
<22年>
1着 4角2番手
2着 4角13番手
3着 4角1番手
<21年>
1着 4角2番手
2着 4角2番手
3着 4角1番手
での決着です。

つまり、このレースラップだと前が有利な展開であると判断できます。
唯一13番手から追い込んで来たナランフレグは次走G1高松宮記念を1着(8人)です。

参考に「前後差」順の表も紹介しておきます。

この年も前後差が低い(加速している)表の上の方の馬が1-2着でした。
もう一つ補足しておくと、例えば16番手から-3.0と10番手から-3.0を記録している場合は10番手の方が価値が高い可能性があります。最後方から一気が届くには、展開の助け(前がつぶれる)などの可能性があります。

<2021年>
まず、この年は1着コントラチェックは芝1200mの戦歴は2戦しかなく、しかも10着(0.4秒差)、11着(0.7秒差)です。
以下が走破タイム順の表です。

まず、全体的にデータの件数が少ないですね。これは1200m路線以外の馬が台頭しやすい傾向があります。次に上位3位までは同じレースで記録されています。そして追い込みが上位に来ているのがわかります。このレースは32.8ー34.2の失速型のレースでした。なので、速いタイムでもあまり評価できません(速いタイムの出やすい夏の小倉芝1200mでもあります。)4位が2着に好走したカレンモエです。前後差2.8というかなりの失速ですが、3番手で粘っています。基本的には速いタイムの時は前後差はマイナスの方が価値が高いのですが、ここまで前後差が高いと逆にオーバーペースのレースを先行して粘ったという価値が出てきます。
その次のエイティーンガールは9番手から-3.0という数値を記録しています。これ自体は価値が高いのですが、先ほども述べた通り、この年は前残りのレースラップの年です。もし、差しが決まるような展開であればこの馬が好走した可能性はあると思います。ラヴィングアンサーやアイラブテーラーも同様ですね。まあ、翌年の7秒台前半で大きなマイナス数値を記録したものよりは価値が下がりますけどね。


という事で、だいたいのイメージを掴んでいただいて今年のオーシャンSの例を見ていきます。
<2024年>

走破タイムベスト4の中に3着以内馬が入っていますね。2頭はマイナス数値ですし、残りの1頭も0.2です。

恐らく結果から見て、今年は瞬発力がある馬向きのレースになったんだと思います。渋った馬場のわりに前半がやや速かったんでしょうかね。

個人的にはこれまで瞬発力適性をあまり見せていなかったバースクライが上がり1位で3着に好走した点に注目しています。これは成長の証の可能性があるかなと。次走注目してみたいですね。


さて、ここまでがオーシャンSの反省会になります。
来年はこの考え方を生かして的中を狙いたいです。


次に日曜日の小倉10R西日本新聞杯を的中できた件です。

中山芝1200mと小倉芝1200mは下り坂コースということで、大まかには似た傾向があるんじゃないかと、考えて試しに買ってみたら当たったという感じです。

まず、過去12か月、2勝C0.6秒差または1勝C1着の該当レースを走破タイムに並べたものが以下のとおりです。

最初に申し上げておきますが、実験的にお試しで買ったものであり、当たったらラッキー程度なので、そんなに深く考えていません。(時間もありませんでしたし)それを踏まえてご覧ください。


このレースを買う前に、同条件のレースをいくつか軽く検証しました。
その結果、6-10番手くらいからの差し馬が好走率が高い印象があったので、表の位置取りで6-10番手には赤い色を塗っています。

ひとまず、瞬発力のありそうな馬を買おうと考えていました。
結局は展開次第な部分ではありますが、その方が的中率が高いだろうという認識を持っていました。
まず、表の上の方で選ぶとすると一番上のサウンドブライアンが「-0.8」但し0.5秒差の8着、次に赤い色の位置取りで前後差がマイナスなのがタツダイヤモンドで「-0.8」で、4着0.2秒、そしてガリレイの「-0.4」で3着0.2秒
サウンドブライアンは野芝全盛の6月と考えるとタイムは割引、タツダイヤモンドとガリレイは同じレースで京都芝1200mと考えると、前残りしやすい京都から差しが届きやすい小倉に変わった場合はタツダイヤモンドが有利になるかなと考えました。


ワンダーカタリナはタイム上位の中では断トツの前後差「-2.3」を記録してますし、1400mでの1204という速いタイムでの瞬発力の実績が物凄かったので

残りの1頭はアップストロークは1人気でもありましたし、ワンダーカタリナのすぐ下で2着0.1秒「前後差-1.1」

という感じです。

1着馬のメイショウフンケイはダート戦歴馬で近走では芝レースは1戦しかないので、これは買えないです。

恐らくペースが変われば、また結果も違った可能性大ですが、運よくたまたま嵌った感もありますが、全く根拠がないということでもないです。

2着ワンダーカタリナが、16番人気(69.9)ということで、ワイドでも50倍以上の高配当になってくれました。

今回ご紹介した考え方が、何かの予想のヒントになれば幸いです。



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