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ジュニアカップ(好走条件)【推し馬1着!】



1)ホープフルSでのマジックサンズの敗戦に思う事



ホープフルSで2番人気だったマジックサンズが16着に負けました。
いろいろ敗因は考えられますが、今年の人気は札幌2歳Sで2着に負かしたアルマヴェローチェが阪神JFを勝ったという点が大きいと思います。
冷静に過去の札幌2歳Sで牝馬が3着以内に好走した年の牡馬を調べると、牝馬は活躍しているのに、牡馬の好走馬は全然ダメというケースが殆どです。恐らくこの理由は、レースレベルが高かったというより、札幌のタフなレースで牝馬が好走できたという点が大きくて、よりパフォーマンスアップしやすい(牝馬向きの瞬発力を生かしやすい)阪神や京都1600mでの好走という考え方ができるのではと考えています。
以下は15年以降の札幌芝1800mの新馬戦を1.52.0以下のタイムで勝った牝馬ですが

次走成績は以下のとおりです。

後のG1馬が2頭も含まれていることを考えると、札幌で好走した牝馬は瞬発力が生かせるようなレースに出てくると警戒した方が良いと考えられます。


2) ジュニアCの特徴

さて、1月5日の日曜日に開催されるジュニアCの分析になります。
ホープフルSの予想を通じて、なんとなくこの時期の中山芝2-3歳戦の好走条件がわかったかもしれないです。

ジュニアCのレースラップは以下のとおりです。

平均で最後の1Fで0.5秒くらい失速します。
牡馬と牝馬では圧倒的に牡馬の方が好成績なので、基本的にはタフなレースと考えた方が良いです。

舞台となる中山芝1600mは、何度も説明してきますが下り坂コースです。
そのため中間のペースが流れやすくなります。
1月2月に行われている重賞(※アーリントンCは17年以前)と比較しても中間の緩みが少ないことがわかります。
一番緩急差が少ないレースと言えます。

そういうタフなレースなら、ホープフルSで成功した考え方が流用できるのではないかと考えました。
但し、ホープフルSとの違いは下り坂コースなので前も止まりにくいです。
※実際に上のラップで後1Fは一番速い
なので、先行する馬はスピードの持続力が求められます。一度スピードに乗せたらなかなかバテないタイプの馬が好走しやすいと考えられます。
差しタイプもあまり脚を溜めることができませんから、速いペースでもある程度速い上りが使えるタイプが望ましいです。但し最後の1Fは失速するので、ペース次第で勝ち切るチャンスが出てきます。

脚質&上がり順位別の成績は以下のとおりです。

先行馬が圧倒的に好成績です。
但し、上がりの遅い馬はあまり成績が良くなく、前で速い上りを使える馬向きのレースバイアスになっています。


3) 好走条件

さて、以上を踏まえていろいろ調べた結果、以下の3つの条件でだいたいジュニアCの好走馬を拾えると思います。

① OP以上で上がり2位以内(着順関係なし)
② 新馬・未勝利で上がり2位以内1着、1勝Cで上がり2位以内2着以内
③ 新馬・未勝利で4角2番手以内且つ上がり3位以下で1着(1勝C以上は2着以内)

実際に過去のレースを見ていきます。
<2024年>

表の見方はホープフルSと同じです。
条件毎に、AVE-3Fが速い順に上から並べてあります。
その年のジュニアCのAVE-3Fと平均のAVE-3Fもわかりやすく記載しています。

表の上から見ていきます。
条件②
・アレンジャー AVE-3Fが35.03とジュニアCの平均よりかなり速いペースで上がりが35.6です。ジュニアCのレース上がり平均が35.16なので、AVE-3Fが平均よりかなり速い事を考えると、距離が200m伸びてももしかしたら好走するかもという予測が成り立ちます。

・キャプテンシー AVE-3Fが35.88とほぼ平均と同じです。上がり3Fタイムは34で、ジュニアCの平均よりかなり速いです。しかも先行しての結果です。これはかなり有力だとわかります。

・シンドリームシン Ave-3Fが36.06でジュニアCの平均より遅いです。しかも上がりも35.3で平均より少し遅いです。この馬は足りないことがわかります。

・チャンネルトンネル Ave-3Fが36.3で平均よりだいぶ遅いです。しかし上がりは33.6で平均よりかなり速いです。この馬も好走する可能性があることはわかります。

・ポッドテオ この馬は表の一番下のデータを見て欲しいです。Ave-3Fは平均よりかなり遅いです。しかし上がりは33.8で速いです。
このパターンはホープフルSでもありました。私がジョバンニを本命にできた理由でもあります。ホープフルSほどタフなレースではありませんので、展開次第ではありますが、差してくる可能性があるタイプの馬ですね。

この様に考えると、1-4着馬の結果に納得できます。


<2023年>
この年も同様に見ていくと、かなり納得できる結果です。
めんどくさいので細かな説明は省きますが、表の中の見るべきポイントを赤い線で囲っておきますので、参考にしてください。
※マイナス評価の部分は黒い太線で囲っておきます。

基本的な考え方として、ジュニアCの平均より速いペースで、上がりが35秒以下の場合は好走可能性が出てきます。※先行していれば更にプラス評価

ジュニアCの平均より遅いペースの場合は、速い上り(33秒台)が使えることが好走条件になります。

<2022年>

<2021年>
この年はデータを見てもらえばわかりますが、かなりレベルが低い年です。
他の年では絶対に好走できないだろうという馬が好走しています。
※勝ちタイムも1.36.0とかなり遅い
好走の基準もかなり下げないといけません。
それでも該当馬の中ではマシだろうという馬が好走しています。

ちなみに3着馬は地方馬で、芝で1勝していませんが、1勝CやOPで上がり3位の脚を使っていた馬です。


4年分だけですが、個人的にはかなりこの考え方は有効なのではないかと思っています。


さて、今年の登録馬を上記の条件で調べると以下のとおりになります。

★マークを付けた馬が有力と思える馬です。
特にファンダムはジュニアCの平均より速いペースで上がり33.4なので有力だと思います。





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