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羞恥や自己肯定感の低さが自分を苦しめる。

世の中は様々な誘惑が待ち構えていて
それらを手に入れたい、あのようになりたい。

そんな願望を持ち日々活動的になっている方も
多いと思いますが、頑張れば頑張るほど
なぜこんな事をしてしまうのだろう、
最終的にはいつもの日常に逆戻りをしてしまう。

このように気合や根性ではどうにもならない悩みを
持っている方も多いです。

しかし一般的な人の意見では

「だったらもっと頑張れば?」

と、簡単に思うでしょう。

それは理解出来ますが、この手の悩みは
人間が意識では太刀打ちできない
回避行動を含む多くのパーソナリティが
存在する場合があります。

例えば、羞恥が行動を妨げる。

恥の感情は、興奮を抑えたり
人間的な感覚を保ったり
人に迷惑をかけないように無意識化で
他の感情と繋がり機能していますが、

特定の場面で恥が強く出てしまうと
人前でのスピーチや女子とのデート
コミュニケーションなどに弊害が出てしまいます。

恥の感情は人間が持って生まれたもので
学習して身に付くものではないと
とある文献には載っていますが、

人間が最初から持つべき必要な感情だったとしても
今の世の中ではその恥の学習を強化してしまい、

それが足枷となって行動にストップをかけてしまう
恐るべき時代に入ってしまっています。

例えば親から

「そんな恥ずかしい事をするな」

「親に恥をかかせるのか」

もちろんこれらの言葉は教育の部分もありますが
子供の受け取り方一つで自分が恥の存在だと
認識してしまう事例が多くあります。

誤解のないように言うと
単純な羞恥は気合や根性で克服可能です。

恥をかいても場数を踏んで克服して行く。

恥は刺激だとしましょう。

刺激は何故刺激かと言うと、
たまにしか味わう事がない感情なので刺激になる。

ジェットコースターに毎日乗れば
それは刺激ではなく当たり前の感覚になる。

辛い物でも段階を追って慣らして行けば
それは刺激ではなくなる。

その過程を踏んで行けば克服出来ます。

そう。

このように気合や根性で克服する事も
出来るのですが、

恥が恐怖や怒りや悲しみ不安に結びつき
意識では操作出来ない瞬間的な
情動になってしまった場合は
そう簡単に事は運びません。

その心の奥には行動出来ない心的防衛や
異なる状況下で活性化される心的状態
(負の感情や感覚など)
が存在しています。

その場合には安全を確保しながら
一番外側にある心的防衛から
溶かして行く必要性が出て来ます。

その手順を踏まないと恥が強化され
苦手な場面が増え対人恐怖の原因となってしまうので
気合や根性論は怖い一面を持っているんですね。

実は、現在の生きづらさを
解消する方法は2通りしかありません。

1・頑張って成功をおさめ、過去の意味付けを変える方法。

2・過去をリセットして現在の生きづらさを解消する方法。

気合や根性ではどうにもならない症状を持つ場合は
過去をリセットする必要が出て来るでしょう。

不思議に思っていました。

世の中では気合や根性で頑張るのが
前提なものばかりですが、

最初に障害物を消してから
スイスイ歩む方法は殆どありません。

私はどちらの方法でもコーチングは出来ますが
過去をリセットする方法は心が安定すればするほど

ストレス発散する必要が無くなり(無駄使いが減る)
自分がしたい事が見つかり(人生をかけるに値する仕事)
より努力が簡単になって行きます。

心が安定していない時は、
努力に10の力で10の結果を出すとしたら

安定した時は1の力で10の結果を
出す事が出来るようになります。
(当たり前ですが本人次第でどこまでも伸ばす事は出来る)

過去の未処理の悩みや感情が自身を動かし
願望を達成しても苦悩は続く時代から
羞恥を解消し呪縛から解き放たれる。

自己肯定感をあげ、生きている実感を得る。

それらを必要とする時代になって来たと
強く思う反面、それに気が付いた人は
恐ろしく上り詰めて行きます。

羞恥に特化したセッションとか
自己肯定感をあげるセッションとか
時代が複雑なのでそれらを必要とする方は多くいます。


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