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新しいカレンダー家計簿を始めてみました!②

続き記事です。前回記事はこちら↓


続いて、家計管理の1つの柱として私がやっている家計簿ソフトの利用について書いてきます。

前述のとおり、マネーフォワードの家計簿ソフトを使っていて、もう物凄く役立っています!!スマホのサブスクは3つしか取っていませんが、マネフォさんの500円は完全に元を取れているのではと思います。月1000円になっても、使うでしょう。もう丸っと10年は使っていますかね。

人によって家計簿ソフト お使い方は様々なだと思いますが、僕も拘りをもって、使わせてもらっています。毎日の数百円や数千円単位の集計や月次管理は求めていません。一方で、一年を通して大きな項目としてどれぐらいの出費額があるのかを10万円単位ぐらいでザックリ把握することへの効用が大きいです。一年纏めてみると、自分のイメージと、総額がかなり異なるんですよね。

例えば、子供関連の出費で100万円、衣服や美容で50万円、旅行に50万円、食費に100万円、光熱費やネットに50万円、交際費50万円などが、一年を通して集計できます(生活費は恐らく8~9割補足、それ以外は10割補足していると思います)。こうすると、「ああ今年は子供のお金を凄い使ったな」とか、「昨年に比べて交際費が減ったな」とか、立ち止まって数字で考えられるため、自分の人生を掴んでいる感覚が強くなります。

あと、私は家計簿ソフトをあくまで「家計簿」として使っています。これを貯蓄用の証券口座とも複数紐づけて、我が家の金融資産全体の管理ソフトとしても使える機能があるのですが、これはリスク資産の長期投資を行う上ではかなり「悪い規律」を私に与えます。

具体的には家計簿ソフトを開くたびに、証券口座の残高を確認することになってしまい、長期投資の敵である残高チェック頻度が、かなり増えてしまうからです。長期に投資をした以上、「ほったらかし」、つまり日々や月々の残高を意識しない見ない規律が極めて大切です。

残高を見る頻度を、3ヵ月に一回、1カ月に1回、1週間に一回、毎日1回、毎日数回と上げていくことは、長期投資をそれだけ失敗に導きます。「投資はその仕組みを作ってしまえば、あとはパスワードを忘れてしまった方がよい」という話がありますが、本当にその通りだと思います。

ちなみに、直近では2024年7月に為替が大きく円高に振れ、株価も世界的に下落しましたが、私はその前も後も自分や家族の証券口座を見に行っていません。僕は自分と家族のために、価値のあると考える資産を買っているのであって、その価格を買いにいって儲けようと考えてはいないからです。(前にミスターマーケットの話を書いて、そこにも詳しく書いてあります)。

残高を頻繁に確認にいく事、またそれで気を揉むこと、そしてバタバタ行動してしまうことは、人生における時間の無駄遣いでしかありませんので、皆さん辞めましょう。そしてこのチェック頻度の少なさはプロに対しての個人投資家の非常に大きな強みです。人のお金を預かって報告する必要があるプロのファンドマネージャーなどは「確認していません」とは言えませんが、個人投資家がそうする必要がないのです。

そして家計簿ソフトに資産残高を反映させない代わりに、貯蓄については、私は1年に1回、全ての口座の残高、その他の実物資産の時価・簿価をエクセルでまとめます(銀行と話す時に求められることがあるので、四半期に一度ぐらいはアップデートはしますが、基本は年1回。また、私が死んだ時に残された家族が困らないように、そのファイルを財産目録としてクラウドファイルでシェアしています)。

<まとめ>
今回は家計管理について考えてみました。新しいカレンダー家計簿、口座の分け方、クレカとの付き合い方、家計簿ソフトの使い方、などを参考までに書きましたが、正解がある訳ではないので、皆さんの方法も知りたいところです。

いずれにせよ、自分のお金の使い方は自分で決める人生を歩みたいですね。それは多くの場合、意思がある良い人生だと思います。毎日の生活には僕らにお金を使わせる巧妙な罠に溢れているので、その罠を上手につきあっていく何らかの防御策(つまり自分なりの家計管理)は必要だと思います。

資産形成をするにあたっても、家計管理は土台になるところ。栓が抜けているお風呂に、いくらお湯をいれても、気持ちいいお風呂には入れませんので。

我々は節約するために生きている訳ではありませんが、「意思をもって」お金を使えているかが大切と思います。ではでは!


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