MMA Cycles Report Nov.12 2021 メリマンサイクルズレポート
1. 回顧と展望
米国株式市場の好調ぶりは、止まるところを知らぬようだ。ダウ平均における(執筆時点で)本年最大の急落相場は9月20日の33,613で終止符を打ち、S&P500やナスダックも、10月7~8日の太陽・火星コンジャンクション(0度)付近で出現すると目されていた安値を10月4日(S&P500は4,278、ナスダックは14,181:因みにダウ平均は10月1日に33,785で2番底を形成)に形成して以降、我々が追いかけているこれら3市場は、軒並み史上最高値を更新して急騰している。中でもダウ平均は10月14~15日にかけて34,923~35,023で出現した“ギャップアップ”を伴って“ブレイクアウト”。そして、このギャップが出現した時間帯は、前回のレポートで提示していた★★★重要変化日である10月15~18日±1週間のまさに中心的時間帯であった。
そしてこの変化日は、上記の株価指数だけでなく、他の金融商品にとっても重要な時間帯でもあった。例えば、Tノート(米国債10年もの)はこのエリアでプライマリーサイクル(以下、PCとする:日柄に関しては後述)のボトムをつけ、恐らく大豆相場もここでPCボトムをつけた公算が高い。逆に、銀相場はこのエリア内でメジャーサイクル(以下、MCとする:日柄に関しては後述)の天井をつけた可能性がある。
そして現在は、新月にして太陽・天王星オポジション(180度)が出現する11月4日(日本時間ではどちらも5日)から、火星・天王星オポジションが出現する11月17日(日本時間では18日)までの間に影響を及ぼす、次の強力なジオコスミック反転ゾーンの真っ只中にある。
天王星が強調される事で、金融市場は相場を「反転」させるか、それとも長期的な高値を更新し続けるべく相場を爆発的に「加速」させるかのどちらかになりやすい。
これまでのところ、株価指数は天王星の性格であるブレイクアウトの特徴を示している。ただ天王星はハプニングの星なので、この星の影響下では流れが突発的に変わる可能性がある。またこの週末、下院が重要なインフラ法案をようやく可決し、全てが有望視されている。にもかかわらず、この10日間のジオコスミック環境は安定していない―という点は付記しておきたい…
続きはPDFファイルをご覧下さい。
*メリマン氏の執筆時は、現地時間11月8日(海外マーケット)、11月9日(日経、ドル/円)です。
* 次回のMMAサイクルズレポートは12月15日の発行予定です(遅延の場合はお知らせ致します)
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