MMA Cycles Report　Nov.15 2024　　　　　　　 メリマンサイクルズレポート

メリマンサイクルズレポート

回顧と展望

驚くべき強さを見せ、尚且つ開票作業に遅れが生じる事もなく、ドナルド・トランプ前大統領は2020年の選挙で敗北した後、２期目の再選を果たした。
米国大統領が落選後に「連続していない」２期目を獲得したのは今回が２度目。もう一人は、民主党選出の第22代及び第24代大統領、スティーブン・グローバー・クリーブランド【1837～1908】である。 彼は1884年の大統領選に勝利し、1888年の大統領選で敗れ、1892年の大統領選で再び当選した。
では、 両者に共通するジオコスミック的な要素とは何だろう。それは、（再選を果たした）大統領選の年に木星／天王星ペアによる強力な天体位相が存在していた―という点に尽きる。

1892年、木星は牡牛座を運行中に蠍座を運行中の天王星とオポジション（180度）の関係になった。そして（米国時間）2024年４月20日、運行中の木星は牡牛座で、同じく牡牛座を運行中の天王星とコンジャンクション（０度）の関係になった。

天王星はサプライズを支配する惑星である。そして牡牛座はとりわけ経済的・金銭的な安定を求める。10月中旬まで、世論調査ではトランプが劣勢だった。しかし彼は復活し、（天王星のサプライズで）勝利を収めた。だが彼の支持率は43%に留まっており、これは有権者がトランプを支持して投票したというよりも、カマラ・ハリス及びバイデン政権に抗議する意味でトランプに投票した可能性を示唆している。

天王星は変化を望むかも知れないが、牡牛座は安全（security）と親しみやすさ（familiarity）を望む。そして、トランプはそれを約束した。今後は、経済面でも国内の安全や国際紛争の面でも、彼が選挙公約の「安全」を約束通りに実現出来るかどうかが注目されよう。

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＊メリマン氏の執筆時は、現地時間11月11日（海外マーケット）、
11月12日（日経､ドル／円）です。

＊　次回のＭＭＡサイクルズレポートは12月13日の発行予定です 　　　（遅延の場合はお知らせ致します）

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