FIREは実は4種類!詳しく紹介【FAT, LEAN, BARISTA, COAST】
皆さん、ボンジュール!投資家Cuberです。
※この内容はYouTube動画でも説明していますので、ぜひご覧ください!^^
最近、日本でも、FIRE(経済的自立と早期リタイア)したい人が増えています。
定年を待たずに、早めに退職しても、お金に困らない、という状況は憧れますね。
でも、実は、FIREは1種類だけではありません!
次の4種類あります:FAT FIRE, LEAN FIRE, BARISTA FIRE, COAST FIRE。
今日は、このFIREの4種類を詳細に紹介していきます。
◆FIREの概要
まず、念のため、FIREについておさらいしておきます。
FIREは「Financial Independence and Retire Early」の略で、日本語で言うと「経済的自立と早期リタイア」のことです。
FIREはアメリカで1992年に出版された「Your Money of Your Life」という本の中で初めて出てきました。
お金は経済的な意味がある一方、働く人の生命エネルギーでもあると、紹介されています。
この生命エネルギーというのは、時間と体力を使って、給料をもらっている、ということを表しています。
また、皆さんの一日の流れを見ますと、朝9時から夜5時までに職場で仕事している方が多いですが、仕事の時間はこれだけではありません。
朝の通勤時間や夜の帰宅時間、朝の準備と、帰ってからの休憩時間など、これらの時間も仕事に関連する時間なので、実際の仕事の時間に含むべきと、この本に指摘されています。
この実際の仕事の時間で、自分の本当の時給を計算できます。
そこから、消費しているものに対して、自分の人生の何時間を犠牲したのか、明確になります。
そこでFIRE「経済的自立と早期リタイア」があります。
一般的な人生として、毎日9時から5時まで、サラリーマンとして会社を務めて、それを40年間続けて、65才の時に定年退職して、そこからの老後の人生を楽しみます。
でも、そうしたくない人もたくさんいます。
「もっと早く退職したい」「仕事を辞めても、お金に困りたくない」など。
FIREすることで、次の状況を目指します:
「仕事を辞めて、投資などで積み上げてきた資産を毎年4%で取り崩して、毎年の生活費を支給する」
ここの4%は、「4%ルール」から出ている数字で、別の記事・YouTube動画で詳細に紹介していますので、ご参考ください。
・4%ルールは本当に信じていい?【シミュレーションで検証!】
https://note.com/toushikacuber/n/nccf6c7b96a29
では、ここから、FIREの4種類を紹介していきます。
① FAT FIRE:難易度 ★★★★
FAT FIREの特徴としては、FIREした後に贅沢な人生をおくるためのFIREです。
こちらのFIREでは、全く仕事をせず、年間1,000万円以上の生活費、つまり月80万円以上の生活費を目指します。
流石に月80万円以上は余裕で、我慢しなくても、倹約しなくても、生活できます。
ただ、もちろん、大きな壁があります。
この年間1,000万円以上を生み出すためには、まず2.5億円の資産を積み上げる必要があります。
イメージとしては、10年間でFAT FIREしようと思ったら、なんと毎月160万円も投資しなければなりません。
かなりの金額ですね。w
本業だけでなく、副業でもひたすら稼ぐ必要がありますし、この資産を達成するまでには、大きく倹約しなければなりません。
② LEAN FIRE:難易度 ★★★☆
LEAN FIREは、皆さんがイメージしているFIREのことです。
一般的な人生をおくり、年間300万円程度、つまり月25万円程度で生活できます。
LEAN FIREでは、仕事を辞めても、今の生活水準を維持できるようになります。
このFIREするためには、7,500万円の資産が必要になります。
イメージとしては、10年間でLEAN FIREしようと思ったら、毎月48万円を投資しなければなりません。
こちらもかなり高い金額で、FIREできるまでに、積極的な倹約で生活費を下げて、その上に本業と副業で稼ぐ必要があります。
③ BARISTA FIRE:難易度 ★★☆☆
BARISTA FIREは、日本でよく聞く「セミリタイア」のことです。
要するに、仕事を続けますが、本当に好きな仕事を選びます。
今までの仕事よりは収入が少なくなっても、FIREの資産から一部の生活費を支給する形になります。
つまり、今の生活水準を維持しながら、自分の本当にやりたい仕事ができるようになります。
LEAN FIREと同じ生活費(月25万円)になりますが、利点としてはFIREの資産は半分の3,750万円になります。
それは、もちろん、給与所得(仕事における収入)がまだ続くからです。
イメージとしては、10年間でBARISTA FIREしようと思ったら、毎月24万円を投資する必要があります。
こちらも、積極的な倹約で生活費を下げて、その上に本業と副業で稼げれば、達成できます。
④ COAST FIRE:難易度 ★☆☆☆
最後に、COAST FIREです。
こちらは、ハイブリッド的なFIREであり、3つのステップがあります:
・まず、先ほどの③で説明したBARISTA FIREを達成します。
・仕事がまだありますので、自分の資産が自然に増えていきます。この資産額がLEAN FIREできる金額を達成するまでに仕事を続きます。
・達成できれば、LEAN FIREに移行し、完全に仕事を辞めます。
もちろん、ここの大きなポイントとしては、仕事が続きますので、自分として楽しい仕事ではないと、かなり厳しくなります。
・まとめ
今日はFIREの4種類を紹介しました:FAT FIRE, LEAN FIRE, BARISTA FIRE, COAST FIRE。
皆さんはどんなFIREを目指していますか?
投資家Cuberは「BARISTA FIRE」、つまりセミリタイアを目指しています。
本当にやりたい仕事をしながら、収入が少なくなったとしても、足りない分はFIREの資産から支給する、という人生を目指します!^^
2021年4月24日
投資家Cuber
※FIRE関連記事
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