【FIREの実現講座】はじめに:FIREとは?
皆さん、ボンジュール!投資家Cuberです。
FIREの記事シリーズを始めます!
以前の記事では、FIREについてご紹介をさせていただきました。
そこで、FIREを実現するために、4つのステップを簡単に説明しました。
FIREのステップは、「①貯金する ②出費をおさえる ③借金をさける ④投資する」になります。
ただ、1本の記事だけでは、長さの問題で、各ステップを細かく説明するのが難しいですので、今回は、FIREの各ステップをわけて、FIREを実現できるために、詳細に何をすればいいのか、ご説明していきたいと思います。
ということで、今日から、【FIREの実現講座】という記事シリーズを始めます。
まずは、今日の記事では、改めてFIREの概要をご説明していきます。
FIREとは何か、FIREで何を目指すのか、なぜ最近FIREしたい人は増えたのか などなど
その次の4つの記事では、FIREの各ステップをわけて、詳細にご紹介していきます。
①貯金するために、どうしてらいいのか。
②出費をおさえるために、どうしてらいいのか。
③借金をさけるために、どうしてらいいのか。
④投資するために、どうしてらいいのか。
FIREを実現するためのステップを1つずつ細かく説明していきます。
最後に、FIREの4つのステップを実現できれば、いつFIREできるのか、そのタイミングを明確にするための方法をご説明していきます。
それでは、今日は、【FIREの実現講座】「はじめに」ということで、FIREの概要についてご紹介していきたいと思います。
①FIREとは何か
FIREは「Financial Independence & Retire Early」の略で、日本語でいうと「経済的自立と早期リタイア」のことです。
FIREという言葉は、1992年に出版された「Your Money or Your Life」というアメリカの本に初めて出てきました。
この本では、お金は確かに経済的な意味がある一方、そのお金のために働く人の生命エネルギーであると示しています。
つまり、働く人は、自分の時間と体力を使って、給料をもらっているということです。
まさに、サラリーマンのことです。
ただ、職場にいる間の時間だけで自分の時給を計算するのは、大きな間違いです。
自分の時給を本当に計算しようとしたら、朝の準備・通勤時間・帰宅時間・帰ってから仕事からオフにするまでの時間など、これらの時間も実は仕事の時間に含むべきだということです。
この計算方法で自分の時給を計算すれば、その金額が妥当なのか、本当に考えなければなりません。
そんなに自分の時間と体力を使って、1時間当たりにこの金額しかもらってないのか。
つまり、自分が消費するもの、お金で買うもの、全てをこの本当の時給で割れば、そのものを購入するために、自分の人生の何時間を犠牲したのか、わかるようになります。
なので、自分がどう生きていきたいのか、より深く考えた方がいいということです。
②FIREで何を目指すのか
先ほどの考え方の下で、FIREでは「経済的独立と早期退職」を目指します。
サラリーマンの人生と言えば、会社を務めて、朝9時から夜5時までに仕事して、それを40年間続けて、65歳の定年になったら退職して、退職後の人生を楽しむ、というのは一般的です。
ただ、そうしたくない人もいます:もっと早く退職したい、もっと早く経済的に自由になりたい、仕事を辞めてもお金に困りたくない。
つまり、FIREを実現することで、65才の定年を待たずに、それより早く退職してもお金に困らない、という状況を目指します。
お金に困らないというのは、死ぬまでにお金が残っている、という状況です。
ただ、ここは気を付けて頂きたいのは、FIREを実現できたとしても、必ず仕事をしない、ということではありません。
FIREの実現に意味を感じるためには、今より自由に使える時間を生み出し、この時間で自分の趣味やパッションをより積極的に向き合える、ということを目指さなければなりません。
例えば、FIREを実現できた後に、生活に必要な出費の一部をカバーするために、一日2~3時間だけバイトして、少し収入を得て、残っている分はFIREで作れた資産から払います。
つまり、FIREを実現することで、自分の人生の時間を買い戻します。
さすがに、35才で退職して、そこから仕事をせずに生きようとすれば、暇でしょう。
なので、FIREでは、自分の本当にしたい仕事をして、収入が少なくなっても、生活費をFIREでカバーできる、ということは本来の目標です。
③早期退職って、無理でしょう
FIREの一番重要なのは、あまり「RE・早期退職」ではなくて、「FI・経済的独立」です。
毎月、給料の振り込みを待っている、クレジットカードの支払いができるかどうか不安、ぎりぎり生活をしている、お金が貯まらない、住宅ローンの返済が苦しい。
そんな状況に陥っている人は、実は多いです。
こんな人は、経済的に独立できていません。
つまり、この状況の中で、人生に何か起きたとしたら(病気になるとか、仕事が無くなるとか)、次の月の支払いができなくなる、ということになります。
なので、FIREを全面的に実現しなくても、ある程度、自分の生活をコントロールできるように、経済的独立するのは非常に重要です。
FIREに紹介されている「経済的独立」に焦点を当てて、しっかりとお金を貯める、出費を抑えるなど、お金に関しては自由になるようにしましょう。
④なぜ最近FIREしたい人は増えているのか
FIREはアメリカから出てきた言葉ですが、最近、日本でも、FIREしたい人は増えています。
その一つの理由は、やはり、終身雇用はもう保証されなくなりましたので、将来に対しては不安になっている人が多くなっています。
特に、将来の備えとして、仕事が無くなっても、お金に関してはある程度困らないように、準備した方が良いと感じる人がたくさん出てきています。
あとは、僕にとってはうれしいことですが、そもそも消費社会に疲れてきた人も増えています。
要らないものをばっかり買ってしまって、買った時は嬉しかったけど、使わなくなって、ただ単に無駄遣いになってしまって意味がない、と気づいてきている人は多くなっています。
お金に関しては、皆さんが不安になっている中で、お金をより適切に使うべき、ということを意識して頂いています。
後は、ものを持つことは幸せではない、という考え方も徐々に普及しています。
「もの」から「こと」へ、ということですね。
ミニマリストとかも、そのつながりです。
◆おわり
それでは、今日は、FIREの概要について、ご紹介をさせて頂きました。
次の4本の記事では、FIREの4つのステップを1つずつ、詳細に説明していきたいと思います。
2020年10月29日
投資家Cuber
※FIRE関連記事
・【FIREの実現講座】はじめに:FIREとは?
https://note.com/toushikacuber/n/n6e6fea13af59
・【FIREの実現講座】ステップ①:貯金する
https://note.com/toushikacuber/n/nbb7c18d06c03
・【FIREの実現講座】ステップ②:出費をおさえる
https://note.com/toushikacuber/n/n86ff34751264
・【FIREの実現講座】ステップ③:借金をさける
https://note.com/toushikacuber/n/ne910d8f0514e
・【FIREの実現講座】ステップ④:投資する
https://note.com/toushikacuber/n/n9dd5b9223825
・【FIREの実現講座】さいごに:FIREできるタイミングは?
https://note.com/toushikacuber/n/n95ba4e67c23b
・【FIREの実現講座】追伸:勘違いしないでください
https://note.com/toushikacuber/n/n92c8ef5a2e5c