ヒートマップで見る米国株振り返り
こんにちわ!トミィ(@toushi_tommy)です!
この記事は、レイチェルさん企画「株クラAdvent Calendar 2021」に参加した企画記事です。記事の順番は以下の通りです。私は12/17(金)担当になります。
他の方々の記事はこちらリンクをご覧ください。
何を書こうか色々考えた結果、やはり私は毎日の米国株ヒートマップとサマリを配信してますので、ヒートマップを使った今年の米国株の振り返りをしてみようと思います。以下の記事は、12月16日現在の2021年・年初来データになります。(12月末に再度データを更新して、アップデートする予定です。)
また、日々のヒートマップはツイッターで米国株bot (@usstockbot) が自動配信しておりますので、ご興味のある方はフォローをお願いいたします。こちらは私が作った自動プログラミング配信BOTアカウントになります。
是非、読んでいただいて、「💛」を押していただけますと嬉しいです。
更新)1月3日 ヒートマップのみ更新、リスト・チャートは12月15日時点です
ヒートマップと監視銘柄について
私のヒートマップでは主要ETF 72銘柄、米国個別株 144銘柄を毎日監視しております。ETFはカテゴリ別けしており、市場の動向を一目で分かるように色分けしております。ヒートマップで使っている色はFinvizと同じ配色にしており、分かりやすくなっております。ちなみにFinvizで有名なのはS&P500ヒートマップで多くの方が活用されております。時価総額によって大きさを変えており、見た目でどのセクターが上昇、下落したか分かりやすいサイトです。年初来のFinvizのS&P500ヒートマップはこのようになっております。
米国株年初来リターンヒートマップ
年初来リターンはこちらをご覧ください。
以下、ETF、個別株と過去の傾向を見ながら、今年を振り返ってみます。
ETF監視銘柄と年初来リターン
米国個別株を始める前に、割と分散が効いたETFからスタートさせるのも非常に良いと思います。ここでは私が監視しているETFの説明と年初来リターンを確認します。
左上から順に説明します。ちなみに、左上の数字はそのグループ内の順位になります。現在は、主要ETF、各種サイズETF、セクターETFのみ順位付けしております。
・主要指数連動型ETF
こちらは指数に連動するETFになります。ナスダック総合では無く、購入可能なナスダック100(QQQ)を監視しております。比較はナスダックも入れてみました。
今年はナスダックがS&P500に負けている年になります。ナスダック100はかろうじて買っておりますが、ナスダックがS&P500に負けるのは2016年以降5年ぶりです。ナスダック100はハイテク大型株の占める割合が大きいので、今年は大型ハイテク株が活躍した年と言うことが分かります。後で個別株の所で再確認します。追記)結果、ナスダック100がS&P500に負けてしまいました...
・高配当ETF
日本人が大好きな高配当ETFになります。3種類の高配当ETF3兄弟と、増配ETFであるVIGを監視しております。
今年はSPYDが大きく飛躍しましたが、前半に上がっただけであり、2021年の後半はほぼ横ばいでした。去年の下落から大きく反発した形になります。配当ETFを買うのであれば、VIGが一番安定しているのが分かります。
・エリアETF
様々な地域、国をモニターしております。全米、全世界、新興国、先進国を筆頭に、中国、インド等を見ております。ここからはモニターが多いので、棒グラフは出さず、リストだけにします。
今年一番の上昇はインドでした。ただし、ボラティリティー(値動き)が激しいので、全米を買っていればOKですね。逆に中国が大きく下落。中国政府の締め付けで米国上場は難しくなり、12月にはDIDIの上場廃止までありました。今後は全米はもちろんですが、インドへの投資も面白そうです。
・セクターETF
監視セクターETFはステート・ストリート社のETFを使用してます。不動産XLREをモニターする為に使ってますが、購入するのであればバンガード社のETFが良いと思います。今回は不動産以外は過去データが多いバンガードのセクターETFを使います。
今年はエネルギーセクターが大きく上昇しました。SPYDが上昇したのも、このエネルギーセクターの貢献が大きいと思います。ただし、前年はエネルギーセクターが大きく下落しておりますので、今後どうなるかは分かりません。やはり、技術情報セクターは毎年強いです。来年は金融セクターも注視したいと思います。
・各種サイズ・種類ETF
こちらは、セクターグループをモニターしております。バリュー、コア、グロースとさらには、小型、中型、大型をETFを見ながら監視しております。
見て分かるように、去年はグロースの年、今年は比較的バリューの年でした。結果、S&P500がナスダックを上回った年になりました。また、大型グロースが躍進していることから、ナスダック100はナスダックを上回ってます。ナスダックはこの大型に支えられたと言っても良い年でした。
・レバレッジETF
各種レバレッジETFになります。あくまでもエンタメ枠ですので、手を出す場合はお気を付けください。色んなセクターがありますので、見て楽しめると思います。半導体、金融、エネルギーは爆上げでしたね。過去の傾向を見るのも面白いと思います。去年バグ上げしたCWEBは今年は辛い・・・・
・テーマ型ETF
下記のテーマ型ETFを監視しております。新しいETFもあり、過去データに乏しいですが、傾向が見えると思います。
今年はなんと言っても半導体が大きく躍進してます。過去データを見ると分かる通り、半導体はシリコンサイクルがあり、4年に一度低迷すると言われておりますが、今年はコロナブーストがかかった為、半導体の勢いが止まりません。来年も引き続き注視したいです。逆に去年大活躍したクリエネが今年は冴えません。こちらも来年以降どうなるか監視していきたいです。その他リチウムも去年に引き続き上昇を続けております。
・その他ETF
ここでは他にモニターしたいETFになります。特に、アクティブファンドであるARKK、FANG+の10銘柄に絞ったETF FANGS、コモディティ、債券などです。
FANG+以外は今年はマイナスでした。特に去年大きく上昇したARKKは今年は全く振るわず、インデックスよりも大きく下回っております。いかに今年はグロース銘柄が難しかったかが分かります。
せっかくなので、全ARK ETFを見てみるとこんな感じです(ARKX宇宙は今年作られたので、抜いてます)
かなり苦戦してますね・・・・
個別株監視銘柄と年初来リターン
個別株は144銘柄監視しております。それぞれのグループに分けてみております。すべては見切れませんので、ピックアップしながら見ていきます。個々のティッカー詳細は説明しませんので、深堀したい場合はご自分でググってください。
・GAFAM・大型テック株
GAFAM、大型テック株を見てみます。今年はなんと言ってもNVDAです。GAFAMではGOOGLが大きな上昇、続いてMSFTになります。
・半導体関連銘柄
他にも見たい半導体銘柄はたくさんありますが、ヒートマップでは6銘柄に絞ってます。NVDAは大型に入れているので、ここでは外しております。今年はAMAT アプライド・マテリアルズですね。製造装置の活躍が著しいです。コロナで控えていた設備投資がここにきて始まったのが目に見えてきてます。
・ワクチン関連銘柄
色々バグってますね。上二つのワクチン注射銘柄はもちろん、去年に引き続きロケット🚀上昇です。PFEファイザーは配当も3%程度で、今年は素晴らしい年になってますね。
・先端医療系銘柄
SAVA, INMDバグり過ぎです。インモードはツイッターでも騒がれて、美容系と言うことで女性に人気です。
・SaaS・グローステック系銘柄
ここからは一気に比較します。去年と今年との大きな違いにアングリです。去年は持っていればウハウハなグロースでしたが、今年は銘柄を選んでさらには損切りを機械的に行っていなければ、辛い年になりました。34銘柄中、19銘柄はマイナスと半分以上はマイナスです。去年は全銘柄プラスだったんですが・・・・グロース難しい!!!
・フィンテック・SNS・ゲーム・宇宙・クリエネ・3D
今年IPOした銘柄は外しております。フィンテックはBNPLがもてはやされ、AFRM筆頭に活躍しましたが、年末に売られてます。MQがなんでそんなに下がっているかは謎です。SNS関連は真っ赤ですね。PINSは注目高かったのですが。宇宙はARKもETFを作るぐらい注目が集まった割には振るいませんでした。DDDってこんなに上がってたのですね。
・素材、BTC・大麻・海運・リア充・その他
BTCが強いです。リア充・再開銘柄もコロナが長引いていることもあり、まだ復活とまでは行きません。今後に期待したいです。
・注目決算銘柄
UPSTの上昇は半端ないですね。年末に落ちてこのパフォーマンスです。今後も良決算銘柄は注目したいです。
米国株年の振り返りサーマリー
年初来のサマリーを見てみます。今年はミーム株と言う言葉が流行りました。年初に特定銘柄が標的にされ、みんなで釣り上げようと機関投資家との戦いがあり、大きなニュースになりました。筆頭がAMCであり、監視銘柄の上昇率1位になっております。2位もミーム株ですけどね。
せっかくなんで、ミーム株の比較をしてみました。手を出すと大やけどをすることが分かると思います。
ナスダック100全銘柄年初来リターン
皆さんが大好きなナスダック100の年初来リターンを並べたヒートマップを見て終わりにさせていただきます。見ていただきまして、ありがとうございました。
最後まで読んで「いいね」押していただいた方、ありがとうございました。
また、プログラミングnoteも書いてます。上記、ヒートマップやチャートはすべてpythonのプログラミングで書いてますので、興味がある方はこちらもご覧ください。
さらには、NISAのnoteも書いてますので、こちらもご覧ください。
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