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NISA恒久化?〜制度見直し検討へ
NISA、つみたてNISAの拡充については以前から話題に上がっていました。
既に2024年から新NISA制度が開始になるわけですが、ぜひそのタイミングで実現して欲しいものです。
まだ見直し案として出ているのは
・投資期間の恒久化
・非課税期間の無期限化
のみですが、ここではNISA制度がこう変わったら良いのにという点について述べたいと思います。
2024年から開始する新NISA制度の攻略法は以前に解説しました。こちらも併せてご覧ください。
<NISA制度の改善要望>
・投資期間、非課税期間の無期限化・恒久化(これは既に挙がっています)
・毎月キリのいい投資額になる非課税枠の設定
・非課税額の上限引き上げ
・投資可能商品の絞り込み、レバレッジ系商品の除外
・NISAとつみたてNISAの併用を可能にする
・未成年者のつみたてNISA解禁
投資期間と非課税期間の無期限化(恒久化)は是非実現して欲しいです。これにより、ロールオーバーなどのややこしい仕組みが必要なくなるので、管理の手間が省けます。
キリの良い額というのは端的に言えば「12で割れる額」にして欲しいということです。毎月継続的に投資することを推奨するのであればこれは是非お願いしたいところ。
非課税額の上限引き上げも検討してほしいですが、これは上限が上がり過ぎると
・配当、譲渡益の課税強化
・含み益への課税
・投資に対して不利な税区分の設定
など交換条件を伴う危険性があるので、上限引き上げよりも無期限化を優先して欲しいとも思います。
投資商品の絞り込みは主にレバレッジ系商品や信託報酬が高いアクティブ投信の除外を指しています。NISAをやる場合、インデックス商品の積み立てが王道なので、リスク変動が高い商品は外した方が普及促進されると思います。
NISAとつみたてNISAの併用は是非実現して欲しいです。
新NISAが既に二階建てと言われるつみたて+個別枠の設定なので、2種類の併用に関してさほどハードルは高くないのでは?と思います。
つみたてNISAは必須とし、つみたてNISAを行なっている人がNISAを併用し非課税額を増やすことができる設計にすれば良いと思います。
例えば
つみたてNISA:年60万円(1ヶ月最大5万円)
NISA:年240万円
の合計300万円を非課税枠にする案であれば、夫婦で最大年600万の非課税対象投資ができることになるので(後述の未成年者のつみたてNISA解禁も組み合わせればさらに投資額が増えます)資産形成サポート、自助を促す仕組み作りとして適切なものになると思います。
もっともここまで非課税額が増えると格差を広げるとの批判や上述の交換条件の突きつけなどのデメリット出てくるので1人150〜200万程度の非課税枠ぐらいに留まるものと見ています。
ジュニアNISAが廃止となるため、未成年者のつみたてNISA解禁は是非実現して欲しいです。金融教育・投資に関する教育の普及手段とセットで実現するのが望ましいと思います。
<iDeCoはどうなる?>
今回話題に上がったのはNISAのみでiDeCoについては言及がありませんでした。目的に応じて自由に資産形成プランを組めるNISAと将来への備えとなるiDeCoをセットで改革して、ある程度のラインまではこの2つで賄える状態にしておくのが望ましいと思います。
投資に関しては何かと反対の声がつきまとうものですが、利用しやすく資産形成のアシストになる制度改革を是非期待しています。
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