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$MRVL(マーヴェル)ってどんな会社?投資妙味は?

AIのデータセンターに欠かせない、DPUなどの半導体機器を製造している$MRVL(マーヴェルテクノロジー)についてまとめました。

0. まずは結論から!

私とうしいぬは、現在$MRVLを保有しています。(6月11日時点)
※1 保有額はポートフォリオ全体の3%ほどです。
  ちなみに、ポートフォリオの7割は、個別株ではない指数(S&P500やオールカントリー)です。
※2 投資は自己責任でお願いします。

1. 決算情報のおさらい

前回の決算情報をおさらいしておきます。
$MRVLは5月30日(木)にFY25Q1の決算を発表しました。
EPS : ◯(0.24ドル [予想0.24ドル])
売上高 :◯ (11.6億ドル [予想 11.5億ドル]) 

ガイダンス
EPS :◯ (0.29ドル〜0.34ドル [予想 0.29ドル])
売上高 :◯ (11.9億ドル~13.1億ドル[予想 1.24Bドル])

もう一つ、注目するべき数字として、データセンター売上高の成長率があります。前年同期比で+87%となっており、FY25Q1決算レポートから読み取れる通り、AIの需要によって牽引されています。

Marvell delivered first quarter fiscal 2025 revenue of $1.161 billion, above the mid-point of guidance, driven by stronger than forecasted demand from AI.

https://investor.marvell.com/2024-05-30-Marvell-Technology,-Inc-Reports-First-Quarter-of-Fiscal-Year-2025-Financial-Results

今回は、この「AIの需要」について深掘りします。

2. AIデータセンター需要と今後の展望について

AIデータセンターの需要予測

AIデータセンターの需要は急速に増加しています。これは、AI技術の進歩とその応用範囲の拡大に伴って、データ処理能力とストレージ容量の必要性が高まっているためです。主要な要因は次の通りです:

  1. データ量の増加:インターネットやIoT(モノのインターネット)デバイスの普及により、生成されるデータ量が爆発的に増加しています。

  2. AI技術の普及:企業や研究機関がAIを活用して、製品開発やサービス向上を図るため、AIデータセンターの需要が高まっています。

  3. クラウドサービスの拡大:多くの企業がクラウドベースのAIサービスを利用することで、自社のデータセンターに頼らずにAI技術を活用できるようになっています。

3. 関連する$MRVLの製品について

$MRVLの主力製品には、DPUやAIアクセラレータが挙げられます。
上記のAIデータセンター需要の増加に伴い、DPU(データ処理ユニット)やAIアクセラレータの需要も高まると予測されます。これらの技術は、AIデータセンターの効率と性能を向上させるために重要です。

  1. DPUの需要

    • データ処理の効率化:DPUはデータの移動や処理を高速化し、CPUの負荷を軽減します。これにより、データセンター全体の効率が向上します。

    • セキュリティの強化:DPUはデータ処理の過程でセキュリティ機能を提供し、データの保護に寄与します。

  2. AIアクセラレータの需要

    • AI演算の高速化:AIアクセラレータは、AIモデルのトレーニングや推論の速度を大幅に向上させます。これにより、AIアプリケーションの性能が飛躍的に向上します。

    • エネルギー効率の向上:専用ハードウェアは、汎用ハードウェアよりも効率的にAIタスクを処理できるため、エネルギー消費を抑えることができます。

以上の要因により、DPUやAIアクセラレータはAIデータセンターの重要な構成要素となり、その需要は今後も拡大すると考えられます。

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