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『空気を変えるすごいひと言』の書評への返歌 #2 ~名物社長のすごい実践例~

12月に出版させていただいた、
『一流ファシリテーターの空気を変えるすごいひと言』
発売即重版から3刷となり、ありがたい勢いです。


今日紹介する書評もありがたく、実践的に役立つ内容なので返歌をお届けします。

今回の書評への返歌は、友人の橋本欧二さんの 「本当にスゴイ『一流ファシリテーターの空気を変えるすごい一言』の実践的なスゴイ使い方」が、 実践的な書評を書いてくれましたのでコメントしてみたいと思います。


橋本さんは、一流企業の社長で7年間好業績を上げ続けた名物社長だった人です。

「トップマネジメントが具体的に活用するシーン」の活用例として、本書を使ってくれました。


会議のオープニング用にチョイスした3つのフレーズ


冒頭「トップマネジメントが出席する会議は空気が重くなるのが通例」とあります。
そもそも、ハンデがあるのが、「肩書」が持つパワーかもしれません。

そこで橋本社長がチョイスした3つのフレーズが、

「引き締まった空気で私もピリッとしています。(ph1)」
「今日の会議は今度の新しいプロジェクトで若い皆さんの意見出しを目的としています。1時間で計画と分担を決めましょう。(ph3、4)」
「新プロジェクトで当社の次の時代の事業成長を実感してゆきたいと考えています。(ph5)」

https://note.com/ojihashimoto/n/nd03f4b22b43d


でした。

参加者からみてこのオープニングは効果的だと思います。

①まず自分を整え(ph1)
②場全体の位置づけを明確にして整え(ph3、4)
最後は
③全体の感情を整える(ph5)という流れです。


まずはファシリテーター自身の状態が根源で、続いて、参加者が、左脳で目的などを理解し、 最後は感情でモチベーションが上がるという流れは、マネジメントで苦労してきた橋本氏ならではの実践的知恵でしょう。

たしかにこの3点セットで覚えておくと、ポータブルに使えそうだと思いました。


会議の中盤から後半にかけて使える4つのフレーズ



ここのチョイスがまた実践的!

「これから10分間は特別ルールです。新プロジェクトのアイデアを10個出してみましょう。質は問いません。(ph10)」
「ここは私たちで結論をめとめてゆきましょう。(ph12)」
「指導課の立場からこのプランはどう見えるんでしょうか?(ph13)」 「深野さん、何か言いたそうなお顔をされていますね。(ph14)」

https://note.com/ojihashimoto/n/nd03f4b22b43d


橋本氏が構成したこの流れを見て、会議の流れが目に浮かびます。

まずは、
フレームを明確にして(ph10)、
一体感を創り出し(ph12)
主語を明確にして主体性を付け(ph13)、
最後は、楽しく話してもらう雰囲気作り(ph14)

という流れです。

ひと言で言うと、「柔軟な場で一体となった私たちは楽しく話す。」 というコンセプトが表れています。
これも会議のリズムがポップになっていく様が想像できます。

素敵な実践活用例でした。


だんだん本書のフレーズを組み合わせた活用例を広く募集したくなりました。
立場によって多様な応用例が楽しめそうです。

本の対話会のお知らせ


噛めば噛むほど味が出る『一流ファシリテーターの空気を変えるひと言』です。
実践に照らした対話会で、知恵を出し合う場を継続していきたいと思っています。次回は2/25に開催します。参加して楽しんでいってください。



橋本さんの書評はこのあとにも続いていますが、今回の返歌はこれくらいにしておきましょう。


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