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私のスキンケア備忘録③

今までの自分からしたらあり得ないことだった。
それまでは、なんとなく化粧していれば良かった。

どうせブスだし、濃い化粧したら余計変だし。かと言ってナチュラルメイクも手間がかかるし。

今までファンデ塗ってこなかったから肌に負担がかかってなかったわけで。
自分の結婚式や友人の結婚式、子どもの七五三……。お世辞だったかもしれないが、メイクスタッフさんから肌が綺麗ですね〜と言われて、「自分はそのままでいいんだ」と勘違いしてそのまま年をとってしまった。

あの頃の自分を殴りたい。

本当に肌が綺麗でも、加齢による肌のくすみやUVケアを怠ったツケは如実に出てくるのだ。

きっかけはボディオイルをもらったことでも、コロナ禍だからでもなかった。
本当のきっかけはもっと前にあった。

オタク仲間たちがSNSでたまに、デパコス買ったとかファンデ切れたから買い足さなきゃとか写真付きでつぶやいているを見て、心のなかにもやっとするものがあったのだ。

身なりに気を使わずにアニメイトとか同人誌とかコミケとか一緒に行った仲じゃないか! 服とか化粧品買うならグッズ買うって言ってたじゃん!

なのに、何でRMKのショッパーの写真あげてんだ!?


アニメの映画一緒に見た帰り、ちょっと買い物がしたいと言われてついていけば皆必ず無印良品の敏感肌用化粧水を手にとっていく。

何故なんだ?

私は、「それ人気なんだね〜」と言いながら、一緒に買うでもなく、文房具をちらちら見てレジから戻ってくるのを待つしかなかった。


心変わりしたんか……!?


当時はそう思っていた。皆久々に会うたびにキレイになっていく……。

なんでや……。

元々、皆キレイだからな〜。
私はブスメガネだし。


そう言い聞かせていた。


いやいやいや。本当に恥ずかしい。子どもがいる、いい大人なのにここまで愚かだったとは。

変わらないのがいいこともあるが、変わるべきこともある。

私はそこを勘違いしていたのだ。

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