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一級建築士が自邸で実践した薪ストーブ工事のコストを抑える4つのポイント 中古住宅編

テレワークが進むことで、家での暮らしをより豊かに、楽しめる環境としての住まいが求められてきていると、設計士としての仕事柄、その変化を肌で感じている。

そんな住環境をインテリア性、機能性、快適性etc...といった形で豊かにするアイテムの一つに薪ストーブが挙げられる。

昨今のSUV、アウトドア、キャンプ、グランピングなどの盛り上がりを見ても、いかに自然との接点を現代人が求めているかが見て取れる。薪ストーブを通して、自然の生の火を囲む生活は現代人にとっても贅沢で、人生を豊かにするアイテムの一つといってもいいのではないだろうか。

今回は中古住宅を購入しリフォームを考えている方、将来ご自宅をリフォームしようと考えている方に向けて、私も実践した薪ストーブ工事のコストを抑える4つのポイントと題して紹介したい。

①内壁タイル工事の削減

薪ストーブの背面側面に面する壁には不燃の仕上げとなるようタイルやレンガの仕上げとし、内壁に熱が伝わらないようさらに空気層を設けることが一般的には多い。

しかし、この工事に関しては壁と薪ストーブの離隔がきちんと取れているのであれば、現状の壁のままとすることもでき、内壁タイル工事を削減することができる

薪ストーブの離隔に関してはストーブの機種毎で推奨する離隔寸法があり、また薪ストーブ業者でも独自に安全面を配慮して離隔寸法を決めている業者もある。気に入った薪ストーブがあればまずは薪ストーブ業者へ確認の上、壁面のタイル工事がいらないレイアウト案を提示してもらうと良いだろう。

筆者のおすすめの薪ストーブはHETAのNORN(soap stone+oven)がおすすめだ。
壁からの離隔も少なく取れ、間取りへの対応もしやすい上、ストーブを囲むソープストーンは保温性にも優れている。なにより薪ストーブで料理ができるのは薪ストーブの醍醐味を味わえ、冬季の楽しみにもなる。

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