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ハッピーエンドがわかっていたら、泣くこともないし落ち込むこともない。
もしかしたら笑ったり感動することもないのかもしれない。
私の人生はハッピーエンドなのだろうか。
どこに向かってなにのために生きているのかわからないことばかりだ。
毎日学校に行って、働いて、寝て、起きて、歳をとって死んでいく。
毎秒死に向かっている。
生きるために生きていかなきゃいけない。
それが正しいのか、間違っているのかすらわからないが。
今どんなに苦しんでもいつかは死ぬ。
じゃあ、この努力や苦しみは、幸せは、意味がないものではないか。
いつかなかったことになってしまう。
私がこの時代に生きていたことも、なかったことになる。
人は結局生まれてから死ぬまで、死んだ後までも孤独だ。
誰かに認識されていないと生きていられない。
生きているということは誰かから認識されてるということなのかもしれない。
そこにある、いる、と認められて始めて生きている。
でも誰かのために生きるのは嫌だ。
感情が死んでしまう。
レーゾンデートルは何か。
答えはきっとどこにも書いてない。
どんな小説にも詩集にも書かれていない。
生きることは、生きる目的を探すための物語なのかもしれない。