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【第17話】夏だ! 休みだ! 北海道だ!!
みなさんこんにちは
旅する自転車です。
今週もよろしくお願いします。
会社から公式にいただいたお盆休み。当然ツーリングに出かけようと思う。じゃあどこに行くか、北海道に決まりだ。8月9〜15日の7日間を使って北海道へ。今回はどんな出会いが待っているのでしょうか…。
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出発〜大阪から北海道へ〜
8月8日夜。勤務時間を終えるとすぐ家に帰り、荷物をまとめて関西国際空港へ向かった。空港に着いたのは21時30分頃。翌日早朝の便で新千歳空港へ向かうため前泊することにした。ホテル代はかけたくないので、ラウンジのベンチで適当に寝そべって出発の時間を待つことに。空港は24時間休むことはなく、人の往来や自動音声が絶えることはなかった。おまけに冷房がガンガンに効いていて深い眠りにつくことはなく、気がつくと朝を迎えていた。自転車をカウンターに預けて、7時過ぎの飛行機で北海道へと発った。新千歳空港へ到着したのは9時頃。快速や特急を乗り継いでおよそ3時間、美瑛駅へ到着した。
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美瑛到着、まずはなにをしようか
輪行解除完了。2017年北海道の旅が始まる。と、勢いよく走り出したが時刻はすでに12時30分。まずは腹ごしらえをしよう。駅周辺市街地に人気の洋食屋があると知り行ってみることに。目当てはフライ料理。北海道産食材を使い、毎日挽いて作る生パン粉やオリジナル配合の油を用いるなど、作り方にもこだわっているそうだ。サクサクあつあつの出来で、少し並んで待った甲斐のあるおいしさだった。料理に満足したら、いよいよ出発だ。今日目指すのは十勝岳。十勝岳スカイラインを登った頂上にある標高930mの望岳台からは、十勝岳や大雪山主峰の旭岳、美瑛岳などの山々を望めるほか、旭川や富良野の市街まで一望できるという。そして道中には白金 青い池や白ひげの滝といった名所も点在している。景色良し、みどころありで、自転車乗りには見逃せない場所なのだ。
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青い池と白い髭!?
市街地を出て道道966号を進んでいった。緩やかだった勾配は、次第にペダルを強く踏み込むほどの上り坂へと変わっていった。今日は走り初めから曇り空だったが、残念なことに、ついにポツリポツリと雨粒が降ってきた。しばらくすると、左手に「白金 青い池」の案内を発見。青い池といえば美瑛を代表する絶景スポットだが、雨天では果たしてどうだろう…。あまり期待せずに、一応向かってみることに。駐車場から短い散策路を歩くと、なんと、水色の湖面が木々の隙間から顔を出していた。小雨が降る中でも青い池は美しく輝いていたのだ。これは期待できる。また3㎞ほど走ると、今度は白ひげの滝の案内があった。その名の通り白い髭のように細く分かれた滝が、渓流へと流れ込んでいる。その川は同じく水色で、やはり雨でも綺麗な色をしていた。ここは白金温泉で、大型のホテルが何軒か立つ温泉街になっている。駅を出発して、すでに400m近くアップしていた。
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天をゆく! スカイライン!
この先から本格的な山道へとなっていく。雨こそ降っていたが視界は良好で、ときより北海道らしい広大な丘陵地が広がっていた。いよいよ頂上の望岳台!!…というところで霧に包まれてしまい、一面真っ白の世界になってしまった。登れども登れども先は霧。不安と戦いながら急な坂を登りきり、ついに望岳台へと到着した。だが当然、景色は何も見られなかった。そして寒い。標高930m、8月とはいえど濃霧のおかげで一切の日差しが遮られ、震えるほどの寒さだった。そして、その寒さに耐えながら山を降りなくてはならなかった。一気に900mほど降り、上富良野市街へ到着した。山に比べれば町の気温は高かったが、体の芯から冷えて震えるほどだった。
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天気には恵まれなかったものの、人気観光名所はバッチリカメラに収められました。十勝岳はこれでミッションクリアということで、次のエリアへと向かいたいと思います。その場所とは、北海道国道の最高地点・三国峠。玄関口となる旭川まで輪行で向かいます。
第18話へと続く…。