見出し画像

インバウンド受入再開までのカウントダウン〜現場感覚を取り戻す研修のススメ〜

これまでオンラインで対応してきたインバウンド研修は、少しづつ会場開催に切り替わってきました。最近では人材育成の支援などで、研修カリキュラムや講義内容を共同設計したり、それぞれの地域に合わせた研修のリクエストをいただくことが多いです。

インバウンド関係者からは、来年春のツアー予約が入ってきているとの情報がちらほら聞かれます。再開までのカウントダウンは、気づかないうちに始まっているようです。

久しぶりのインバウンド接客をすることになり、以前のようにスムーズに対応できるのかと不安を抱えている方も多いと聞きました。

コロナ流行前と今では、受入対応の取組は確実に変化しています。インバウンドゲストをお迎えする場合に注意することなど、それぞれの現場で必要な対応について確認しておくことをおすすめします。

海外からのお客様を自信を持ってお迎えするには


受入に関する様々な不安を払拭するため、そしてインバウンドの現場感覚を取り戻すため、接客担当者に向けて研修を検討されてみてはいかがでしょうか。 

全国各地で開催された講座の一例です。
『インバウンド実践から学ぶ外国人対応のコツ』
『上質ガイド育成研修』『地域ガイド講座』
『WITHコロナ時代の新しい外国人おもてなし』
『SDGsとサステナブルツーリズムの基礎』

       →→→各種研修のお問い合わせはこちら

受講された方々からは「コロナ禍でどんな対応が必要になってくるか理解できて良かったです。」「実際の現場の話が参考になりました。」などの感想をいただきました。感想をお寄せいただきありがとうございました!これからも私たちと一緒に、インバウンド対応力向上を目指して頑張って行きましょう。

画像2


研修ではできるだけ、現場での気づきや学びを紹介しています。

日本で生活している私たちには当たり前のことも、外国人にとっては初めて出会うことばかり。ゲストが思わぬところで立ち止まったり、意外な質問を投げかけたりします。

特に外国人が現場で驚いた事例などをTwitterで発信しています。良かったら一度のぞいてみてください。今回はその一部、温泉と旅館についての投稿を紹介したいと思います。

外国人が温泉でびっくりしたこと

温泉初体験の方から「混浴はあるの?」とよく聞かれます。日本人が混浴でお酒を飲んでいるイメージを持っている人に、私が混浴に入ったことが無いと伝えしたところ、とても驚かれました。

温泉施設の男湯と女湯の色分けについて説明すると、「どうして男は青で女は赤なの?」と質問を受けることもあります。時代とともに、これからは色分けが変わってくるかもしれません。

のれんに英語表記を入れる場合は、このような例も参考にしてください。
例)男湯;For MenまたはGentlemen 女湯;For WomenまたはLadies

外国人が旅館でびっくりしたこと

旅館のスタイルもいろいろです。玄関で靴を脱いでスリッパに履き替える場合には、事前にどのようなご案内をすれば良いでしょうか?

人前で靴を脱ぐことが当たり前ではないお客様もいます。前日に『明日は玄関で靴を脱ぎます。穴が空いている靴下は、明日はお休みですよ。』などと前もってお伝えしています。

さらに、旅館ではこのようなこともよくあります。

男女入れ替えや貸切風呂の使い方など、ルールが分かりにくい場合や、大浴場が何箇所もあって、館内で迷子になる場合など。客室では、室温調整できないという相談をよく受けます。外気を入れて調整したいけど、安全のため窓の開閉ができなかったり、全館で暖房・冷房の切り替えをしたり、いろいろな場面に出くわします。

ここまで、インバウンドの現場の出来事について紹介してきました。もしかしたら、またインバウンド対応が始まることを、心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方々にぜひ見ていただきたいのがこちら、2019年に日本を訪れた外国人が体験したこと、その満足度調査です。

出典:観光庁 訪日外国人の消費動向調査2019年年次報告書 https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/content/001345781.pdf

スクリーンショット 2021-11-12 19.55.39

複数回答ということもあり、どの項目も比較的満足度が高く出ています。このようなポジティブな結果を見ると素直に嬉しくなります。

早く日本に行きたい!そんな期待でワクワクしている日本好きの方々が世界中で待っています。

「悲しいこと、辛いことの後には必ず良いことが起こる」と先日旅立たれた作家さんも言っていました。気持ちを上向きに持って行く努力を怠らず、希望を持って、受け入れ再開までもうひと踏ん張りしたいと思います。

わたしたちは、これからも引き続き、現場で頑張っている皆さんを全力で応援していきます。インバウンド対応のお悩みやお困りごとなども、お気軽にいつでもお問い合わせください

画像3


いいなと思ったら応援しよう!