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母へのカミングアウトのその後

こんばんは、豆乳きな子です。
なかなかにモヤモヤしているのとグサグサきたので書こうと思います。特に2つめ、心臓から出血多量です。
○父にカミングアウトできなかったおはなし
○母に「頭が狂いそう」と言われたおはなし

今日は以上の2本立てです。
もしこれを読んでいる方で親御さんへカミングアウト済みの方がいらっしゃいましたらその時のことを教えて頂ければ幸いです。

父にカミングアウトできなかったおはなし

今日父とお茶をした。
私は地元を離れて住んでいるので、父とふたりきりで話すことは珍しい。
母にカミングアウトをしたので、父に話そうかと考えていた。でも結局言えなかった。
それが何故なのかわからない。
他にも話すことがあったし、会話が途切れたり沈黙になったり、わざわざ新しいトピックを引っ張って来なければならないタイミングがなかったからか。

いろんな話をしながら、でも私はずっと話すべきか話さないべきかを考えていた。
正直、それを考えていることがストレスだった。

言えなさはどこから来るのか。
一番言うのが怖かった母にカミングアウトして、もう怖いものはないと思っていた。
でもやっぱり怖かった。
私が私自身のことを分かっているよりもずっと、怖かったんだと思う。
どんな反応をされるのか。
気持ち悪いと思われるのか。
怖くて言えなかった。

母にカミングアウトした時が、母とのタイミングだったなら、今日は父とのタイミングではなかったのだきっと。またタイミングが来た時に言おう。それでいい。無理しなくていい。


母に「頭が狂いそう」と言われたおはなし


電話でカミングアウトをした(させられた?)後、私はまだ母に会ってない。実家に住んでいるわけではないから、不自然ではないのだけれど。
母が私の住んでいる地方近辺に先日来たのだけれど、お互いいろんな理由をつけて会おうとはしなかった。
私は察していた。
母がわたしに会いにくいということを。
そして、私もどんな顔をして母に会ったらいいのか分からなかったので、会えない理由をそれとなく並べていた。

そしてさっき、母からこんなLINEが届いた。
「きな子ちゃん、実はあの日からママは頭が狂いそうで会えなかった」と。

ショックだった。
受け入れてもらえたとか、理解してもらえたとは当然思ってなかった。私が異性愛者ではないことに母がとてつもないショックを受けていることも容易に想像できていた。でも、改めて「頭が狂いそう」と言われると、ショックだ。

母は何に対して「頭が狂いそう」なのだろうか。
私が女性を好きになれること?
男性ではないパートナーと恋人関係にあること?
その恋人と恋人らしいことをしていること?
もしかしたら、私が男性ではないパートナーと"これから"を決意するかもしれないこと?
もしかしたら、男性である夫との孫を見ることができないかもしれないこと?

まさか、自分の娘が?
自分の娘に限って有り得ないと思っていた?

その全てなのだろうか。
「頭が狂いそう」とはなんなのだろうか。
何に対してで、どこから来るのだろうか。

「頭が狂いそう」と言う母に、私は「ごめんね」としか言うことができなかった。

さて。
これからどうしたらいいのだろう。
私がセクマイであることは、母を狂わせてしまうのだろうか。だから、カミングアウトするのが怖かったのだ。

母はきっと、私を理解したい気持ちと頭が狂いそうという間で、頭が狂いそうなのだと思う。
それは当然なことなのかもしれないけれど、やはり母との関係は良好でいたい。

来週弾丸で帰省予定なので、どんな顔をして帰ったらいいものか。

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6.4
そんな一筋縄ではいかないとわかっていた。
でも言葉にされるととても心が痛い。
今夜はお風呂に入浴剤でも入れたい気分だ。

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