忘れた頃に振り返る旅の記録 #香港 02
書き出してみると意外と言葉のやりとりや何気なく歩いた道の景色や彼女の表情を思い出すのだった。
2.24--
○おはよう
昨日は結局寝たね(笑)なんて話しながらおはよう。
いつもわたしがお布団の中でだらだらしたがるので、、起きて!と言ってくる。
この日わたしは黄色いお気に入りの襟付きシャツを着た。だいたいわたし達は10時半ごろから活動を開始した(笑)
○古い建物へ
MTRに乗って今日の目的地へ。
ここはすごく古い建物なんだと教えてくれたそこは3階建てで、2階には布屋さんが並んでいた。
各家庭に体重計がなかった頃に使われたいたレトロな体重計があったので、彼女がコインを入れてやってみせてくれた。「こんなに重くないし!」と言う彼女に「靴履いてるしね(笑)」と笑った。彼女がわたしにも乗れと言って来たが、断固拒否した。
3階ではどうやら結婚式?披露宴が行われるみたいだった。
○ワンタン麺
そもそも行動開始が遅く朝ごはんをスキップするわたし達はお腹が空いていたので、ランチを探した。
彼女に「何食べたい?」と聞かれるのにちょっと疲れ気味だった私。ちょうどよさげなワンタン麺のお店があったのでそこに入ることにした。
(私はワンタン麺が大好きなので、滞在中に3回食べた)
人気店なのか、地元の人たちでいっぱいだった。
ローカルっぽいお店で現地の味を試すのが大好きなので、思いがけず良いところに入れたと嬉しかった。
そしてここでのワンタン麺が1番美味しかった。
彼女はカマボコのようなものが乗っているヌードルを頼んだ。
○another temple
ここも私が行きたいリストに入れていたところ。
お寺参りをする習慣や宗教的思想はないけど、誰かの祈りや想いが集まる美しい場所が好きで、ここは来てみたかった。
休日だったこともあり人でごったがえしていて、参拝をするわけでもないわたし達はぐるっと足早に一周して後にした。線香の煙でモクモクしていて、私も彼女も目が痛くなり涙目になりながら。(笑)
○cat street
行きたかったcat street。
思いのほか小さく、私にヒットするものは少なかったけど雰囲気はとても好きだった。お茶碗を自分に買うか迷ったのだけれど、物を買うと彼女を、この旅のことを私の生活の中で思い出してしまう気がしてやめた。
同じ理由で今回私はポストカード以外の買い物をしていない。物を残したくなかったのだ。(笑)
○PMQ
行きたいリストのひとつ。
彼女も来るのは2度目だという。
そもそもこのエリアにはあまり来ることがないらしい。
いつか次に彼女がこのエリアに来るとき、そこに私の面影を見るのだろうか。そうだったら嬉しい。
PMQにはおしゃれでハンドメイドなお店がたくさん入っている。特に私のテンションが上がったのは日本酒屋さんで、どれが美味しいとかこれは飲んだことがあるとか、興奮しながら彼女に話していた。
そしてお洒落なカフェで一休み。
この日は肌寒かったのに彼女はアイスのラテを。
私はホットの抹茶ラテを。
これが予想外に全く甘くなかった。
抹茶が好きだからいいのだけれど。
そして日本の女子高生と香港の女子高生の絵が書いてある柱を見ながら、お互いの高校時代の写真を見せ合った。香港スタイルの制服を着た彼女はとびきり可愛かった。実物を拝みたいぐらいに。
○元刑務所の建物へ
ググればすぐに名称が分かるはずだけれど。
ここは元刑務所だった建物を改装し、中ではイギリスに統治されたいた頃に収容されたいた香港人達がどんな日々を過ごしていたかを知ることができる施設になっていた。カフェやお土産やさん、ミュージアム(この時は性暴力についてだった。気になったがスキップした)もあり、現代と過去がミックスした雰囲気。人でごったがえしていて、歴史的バックグラウンドはあるがカッコいい建造物だからかお洒落な写真を撮るスポットにも化していて、なんだか歴史に特別な想いがある人間としては複雑だった。香港人として彼女がどう感じたのか聞きたかったが、なんとなく表情から読み取れたので詮索しないことにした。
○ぶらぶらとpeakに行くトラム乗り場へ
歩きながら「香港にビアンバーとかあるの?」と聞いたり。私も日本で行ったことがないけど興味あるなんて話しをして。
peakは私も彼女も行きたかった場所。
16時ごろからトラムの列に並んだ気がする。
1時間ほど待ったかな?その間にもお喋りしたり携帯触ってたり。やっぱり日本人がちらほらいて、定番の話をしていた。そして私が日本人だと思われない話や、どこか日本ではない場所に行くと必ずと言っていいほど現地語で話しかけること。日本でも英語で話しかけられることがあることなどを話して、彼女は妙に納得していた。
香港でも、必ず広東語で話しかけられていたから。
○peak
夜景になるまでにはまだ時間があったので、ぐるっと。蝋人形の館なるものに入りたい?と聞かれたけれど「蝋人形リアルで怖いからいい(笑)」と答えると、彼女の幼少期の可愛い可愛いエピソードを話してくれた。そし
て時間を潰すためにバーガーキングに。彼女は夜ご飯の前にも関わらずハンバーガーを食べた。(笑) わたしはアイスレモンティーを飲み、寒くてがたがた震えていた。
そろそろ暗くなってきたかな?という頃に外に。
なんだかよくわからない寺のような場所からみた夜景が綺麗だった。寒かったけどずっと見てられる。
そう、とても寒くてずっと2人で凍えていた。
香港の温度は難しく、実際の温度と体感が全然違う。
「だから言ったじゃん寒いよって!(笑)」と言われたけど、彼女は彼女で暖かい服をホテルに置いてきたのだった(笑)
そして少し下がったベンチのあるスペースに行き、座った。わたしは"あの夜"に似ていると思い出していた。
そしてまた、何を食べるか問題が生じる。
香港のご飯は沢山食べたので、何か洋風なものがいいと言うものの、そこからが大変だった。(笑)
もう一度寺のような所から夜景を見て、よしセントラルまで戻ってご飯食べよ!ということに。
この後なかなかバスが来なくて、彼女はイライラしていた。私はその点のんびりしているので、待ってればいつか来るよ〜という感じなのだが、彼女はあまり得意ではないらしい。この旅で彼女は小さい気にくわないことにすぐイライラするのだと知ったのだった。。。(笑)
○セントラル
ここでのご飯問題はお互いちょっとイライラしてしまって、思い出したくない(笑)
学んだのは、日本のように気軽に入れる洋食屋さんは少ないということ。香港では夜に香港/中華/日本食/韓国料理以外のウエスタンなもの(non ファストフード店)を食べようとするとそれなりに値がはるし、ここがいいなと思えるお店は少ないということだ。結局そこそこ値のするそこそこなメキシカンを食べ、満足度的には低いけれど最後の晩餐でケチケチしたくなかったために私が奢った。そのつもりだったのだ。ありがとうをせめて何かで表させて欲しかったから。だから、食べ切れなかったしもったいなかったけれど、いいのだ。
○トラムでホテルに
私はこの旅の中でこのトラムを好んだ。
ゆっくりと走る2階建のスリムなトラムはとてもキュートで庶民的だ。ついに最後の夜だねなんて話をしたっけ。
いつものセブンイレブンに寄り、水だけ購入した。
お酒はメキシカンを食べた時にコロナを飲んだし、ホテルには昨日飲まなかったお酒があったから。
○最後の夜
最後の夜からバイバイまでは、パート3に書くことにする。
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