高校に入り、その後…
15~17歳
高校に入学したが、同じ中学から入った他の子はすぐに新しい友達ができているようだった。
周りは派手な子が多く、“自分はこの中でやっていけるのだろうか…?”と
不安が強くなり、数日で学校に行けなくなり、休学・中退する。
しばらくして、親が近くのスーパーのバイトを探してきたが、自信が無く、働かなかった。
また昼夜逆転の生活に戻る。
家から離れた精神科に親と通ったが、何のために通院しているのか?意義を感じられなかった。
通うバスの中で、見知らぬ女子高生から髪型や格好をバカにされ、それからは更に足が遠のいていった。
“何のために生きているんだろう…?”と思ってた。
かと言って死ぬほどのエネルギーも無かった。
家族からは、いるけど存在してないような扱いで、居心地が悪かった。
一つ下の妹は、部活で大会に出るために頑張っていた。
キラキラと青春している妹と自分自身と比較して、ギャップを感じた。
この生活から抜け出したい、けどどうすることもできなくて、
出口を見出すこともできず、18歳になる。
18歳
18歳になり、しばらく経った頃、首にしこりが出て、熱が下がらない状態になり、検査のため入院することになる。
最初、同室は高齢の女性で、色々話しかけてくれた。
一週間程で高齢の女性は退院した。
次に、小学生の女の子が同じ部屋に入院した。
自分の方から、一言二言ぐらい話をしたが、それから会話が無く、
仲良くなることもなく、女の子は退院した。
自分から話しかけたり、働きかけをしないと、人とは親しくなれない
そのことに、今更だけど、ようやく気づいた。
今度は、母より少し上ぐらいの女性が入院したが、その方も話かけられたが、自分の方からもなるべく話かけるようにしていった。
入院期間は、家から離れてみて、“このままじゃ嫌だ、外に出て働くようになりたい、変わりたい”と今後のことを考えるいい機会になった。
検査の結果が出て、自己免疫疾患と診断された。
約1ヶ月の入院生活を終え、退院する。
“これからは外に出るようにしよう”と、数回は病院に通院したが、また行かなくなり、外にも出なくなっていった。