占い師と運営側の考えの違い
今日ふと目に止まった呟き。
占い師ならばリピーターを増やすことを言われる
これは館所属でも、ネット鑑定にて管理会社からも言われることだ。リピーター率を増やしましょう。あなたのファンを増やしましょう。真摯に占いを提供している側としては、占いに依存する人は増やしたくない、でも運営は占いを何回もたくさん来てくれる人、お金を落としてくれる人を増やしたい、ここにジレンマが発生する。
私が対面鑑定をするとき、さすがにテナント料まで考えないが(売れっ子でもなく幹部でもないため)、自分がその日にどれだけ売り上げて、それが時給換算でいくらになるのか、自分の労力と手取り分が見合うのか、それを金額とまた金額の多寡は関係なく質でも振り返る。手落ちなのは、ここまでできていてわかっているのに、顧客名簿を作り渋っている自分はやはり事務には本当に向いていないと思う。もちろん、会社での仕事としてなら嫌でもやるだろう。個人事業主としての高い誇りと独立を考えればやらざるをえないが、そのあたりがやはり甘えているというか、めんどくさいことや苦手なことをしたくないから、館に所属を選んだといっていい。もちろん独立してお客様を呼べるだけの集客力がないことや集客の手間やそれがやはり面倒ということ、苦手なこともある。
だからといって、館に所属して自動的にいつもお客様が来てくれるわけではないし、なんの努力もせずに座っていたら館にとって利益を出さないので、鑑定前など時々はブログを更新したりして広報活動はしている。(Twitterは呼吸なので営業に入らない)書くことは好きなのでブログ更新ぐらいなら、全然苦にならない。
某チャット占い所属では、自分もランキングされるわけで、あまりランキング自体には興味はないけれど、ベテランの先生が忙しかったのか私と同じぐらいの順位にいたのに、今日見るといつのまにか300位ぐらい上昇していた。専業占い師ってやはりすごいものである。多分あのランキング方式は、待機時間とレビュー数によって決まると思うが、待機時間を相当頑張ったか、また私が勝手に思うには、グレードが高い、つまり1分間の値段が高い占い師は、上位への上昇率がグレードが低い占い師より速く設定されているのではないか、と思わされた。私が運営側ならば、より金額の高い占い師を上位にあげて目を止まらせることと、そうした占い師を選んでもらったほうが利益になるから。こういうことを不満とか愚痴で書いているわけではなくて、占い師側からのみ見ていたら、自分が見えない経営側のやり方や考え方はわからない。こうして物を見ることで自分が仕事や経営相談を受けた時に役に立つかもしれない。
人はそれぞれこだわりや戦い方、重視するところがあると思う。例えば友達人数、鑑定数、ランキング、グレード。私が一番こだわるのは顧客満足度。自分の鑑定人数に対してどれだけレビューが、そのレビューがよくても悪くてもいただけるかによって、その依頼者様が私の鑑定に対して なにか を感じた証拠だから。なので、いただいたレビュー数/鑑定数という計算をよくする。この割合が4割までいけば自分としては誇っていいかなと思う。(それは今までの活動での体感)他の先生方もよくこの視点で計算するが、時々5割越えの方がいてすごい!!と思わず言ってしまうことがある。それはそのまま、依頼者様が満足している証拠だから。
私は算数が苦手なので、これぐらいしかわからないが、もっと多角的に数字を分析する人もいるかもしれないし、それが出来ると凄いと思う。一方で数字でなく鑑定を純粋に考えれば最初の話に戻ると、リピーターは、依存でない分には大歓迎であるし、でも占いに頼らずに、また悩みから解放されて「もう占い必要なくなりました!」と言われる方が数倍嬉しい。一方で、前も書いたが人生のステージごとに出てくる悩みは違ってくるので、その時に「あ、ちょっと占い師さんにみてもらおう。」という使い方も大歓迎だ。なので、あまり経営や運営のいう儲かることや利益第一主義に振り回されず、真摯に依頼者様に向き合うということを大事にするといいように思うし、私はそれを第一にしている。
私としては個人なら物物交換でもいい。
ある程度自分が占い師として確立されないと、老後にのんびりと畑仕事と看護の仕事を時々しながら、口コミで必要な人が私の家に鑑定依頼に来てくれるなんていうことは夢のまた夢、ねぼけるのも休んで言えという話なので、地道に頑張ろう。そんな話。