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わたしたちの持っている時間、それを誰のために使う?

以前、婚活中の女性から相談を受けたことがある。

何度かデートしたあと、相手から連絡が来なくなることがある。
それも1回や2回じゃない。
お見合いしてもそのことが辛くて心が折れそうだ、と
彼女はため息をつきながら話してくれた。
最近男性からも同じような相談があった。
女性と連絡が取れなくなった、というのだ。
LINE は未読、電話にも出てくれない、ということらしい。

どちらにも「それはキツイね。」とまず言葉をかける。
それに頷きながら、どちらもその後は、
「ダメならダメで、次へ進みたいんです。時を無駄にしたくないんです。」
と、言葉を続けるのだ。

心中は穏やかではないだろう、傷ついてもいるだろう。
でも、連絡もくれない相手を待つのはただの時間の浪費。
結婚という目的を達成するためには、これまでのプロセスよりも結果。
この人と交際するかどうかということが重要。

彼らがそういうふうに考えることで、
自分の時間を切り売りしているのが痛ましい。

わたしたちは生まれると同時に、
時間を与えられる。
時間は誰にとっても、1日24時間と決まっているが、
平等に与えられているわけではない。
生まれたときから寿命が決まっているなんてこと、
信じたくはないけど、
短い時間しか与えられていなかった人たちもいる。

そして私たちは、
それぞれに与えられた時間を好きに使う権利も持っている。
わたしたちは自分のことには惜しみなく時間を使う。
やりたいこと、行きたいところ、などを考え始めると、
時間はどれだけあっても足りない。
時短、タイパなどの言葉も生まれてきている。

その自分の持っている時間をp
ほんの少しぐらいなら分けてあげてもいいかな、
そう思えるのが心の豊かさだと思う。
そしてそう思える人たちがもっと増えてきたら、
少しは生きやすい社会になるのかもしれない。

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