リベルタス住宅ローンの抵当権抹消登記~その2
株式会社東京スター銀行へ抵当権移転登記がある場合
前回のブログでは、リベルタス住宅ローン株式会社がエル・スターズ・ワン特定目的会社に債権譲渡をし、抵当権移転仮登記した場合の登記申請書の解説をしました。(リベルタス住宅ローンの抵当権抹消登記~その1)
今回は別のパターン。「東京スター銀行へ債権譲渡され抵当権移転登記がされている場合」のローン完済後の抵当権抹消登記をする際の登記申請書の作成例を書いてみようと思います。下記のような登記簿記載例の場合です。
登記簿から読み取れる情報
平成19年10月11日にリベルタス住宅ローンから借り入れし、抵当権を設定した。
平成21年3月9日にリベルタス住宅ローン株式会社が東京スター銀行へ債権を譲渡したことに伴い、抵当権を移転した。抵当権を移転する前提で1番付記1号でリベルタス住宅ローン株式会社は住所変更登記をしている。
※ローン完済し、サービサーから書類一式が送られてきたが、抵当権の抹消登記申請を行っていない状態を想定しています。
登記申請書の作成例(一部省略しています)
登記の目的 1番抵当権抹消 ※1
原因 令和●●年●●月●●日解除 ※2
権利者 住所 ●●●●●●●●●●●
氏名 ●● ●● ※3
義務者 東京都港区赤坂二丁目3番5号
株式会社東京スター銀行
代表執行役 伊東 武
会社法人等番号 010401043556 ※4
添付情報 登記原因証明情報
登記済証(登記識別情報) ※5
代理権限証明情報 ※6
会社法人等番号 ※7
変更証明情報(会社法人等番号 010401043556)※8
登録免許税 金 ●●●● 円 ※9
不動産の表示
※1 抹消する抵当権の順位番号を特定します。
※2 完済した日付及び抹消の原因を記載します。
※3 所有者の現在の住所氏名を記入します。(登記簿上の住所氏名から変更があれば、前提として登記名義人表示変更登記が必要です)
※4 令和6年4月当時の情報です。(代表取締役や商号・本店は変更される可能性があります)
※5 株式会社東京スター銀行名義(1番抵当権移転)のものを添付します。登記の時期や管轄によって登記済証又は登記識別情報となります。
※6 代理権限証明情報は委任状のことです。
※7 資格証明書を添付省略するため、会社法人等番号を添付情報とします。
※8 株式会社東京スター銀行の本店を登記簿上から現在の本店とつなげるため、変更証明情報として会社法人等番号を記載します。
※9 登録免許税は不動産の数×1,000円です。
概ね上記のような登記申請書になります。ご自身で抵当権の抹消登記される際は、管轄や申請人等、記載すべき事項が他にもありますので、法務局のホームページなどを参考にしながら作成することが必要です。
(なお、当事務所は上記申請書例を参考にし、ご自身で行った登記について責任は一切負いません)
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