デモンズソウルについて適度に語りたい
こんにちは、touketuです。
今回はデモンズソウルというゲームについて、この場を借りて少し語ります。
一応未プレイの方にも分かる様に書いたつもりですが、ネタバレはあります。気になる方は気を付けて。
記憶を掘り起こして書いてるのでうろ覚えな部分多めです。
フロムソフトウェアより発売されたデモンズソウル、そしてそれに続くソウルシリーズに出会えて心の底から良かった…と、そう言えるゲームだと個人的には思っています。
このゲームのせいで青春出来なかったなぁ…というのは冗談ですが、それぐらいハマりました。
さて、そんなデモンズソウルですが「どんなゲームなの?」って方のために簡単に説明。
一言で表すなら『死にゲー』です。死にながら少しずつ進んでいくゲームです。
これ文章にしたら全然面白くなさそう…と書きながら思ってますがめちゃくちゃ面白いんです。
まず何と言っても敵が強いし固い。
単純な攻撃力も去ることながら、強いの一言で済ますのも腹立たしい程に人の心理を突いて攻撃してきます。
回復したいタイミングを狙った攻撃、ガードしにくい攻撃、タイミングのずらし(所謂ディレイ)などなど。
しかも攻撃しても全然通らないでやんの。あほらし。
いやらしい配置。
とにかくいやらしい。普通そんなとこクリアリングしねーよバカ、みたいなところに居る。普通に居る。
しかも敵じゃなくて罠の時もある。殺すのに全力過ぎませんか?
極め付けは数の暴力。
囲まれたら大体死にます。2体居たら死んだと思え。まぁ1体でも普通に死ぬけど。
腐敗巨人4.5体いるとこ、ヤケクソで置いただろオイ。ふざけんなよ。
レベル上げに必要な経験値(ソウル)は回収できないとロストする
死んだ際にその場所に経験値兼、お金にもなるソウルが残ります。
しかし、次のプレイで回収できず死んだ場合、そのソウルは全て消えてしまいます。全てです。一切残りません。
(犠牲の指輪というロスト回避アイテムの使用は除く。でもこの指輪一回使うとぶっ壊れるけど。)
………。
クリアさせる気ねーんじゃねぇのコレ?(当時の僕の心境)
そう思わせる程の作りです。(しかも最近のフロム作品はもっといやらしい配置や動きをする。そこが良いんですけどね。)
ここまで見ても「死にゲー」の何が面白いの?状態の方が殆どだとは思います。
こういった「死にゲー」は、負けず嫌いな人や、やり込み好きな人にはとことんハマる要素なんですよね。
「ここまでいけたのに…」という悔しさや「やっと勝てた!」という達成感が他のゲームでは味わえない、段違いの幸福感と満足感があります。
後は、当時珍しい(もしかしたら初)ジャンルというのも魅力的でした。
そんな「死にゲー」であるデモンズソウルに、当時の僕もまんまとハマってしまったわけですね。
デモンズソウルは大まかに5つのステージに分かれています。
ボーレタリア王城、ストーンファング坑道、塔のラトリア、嵐の祭祀場、腐れ谷。
一つのステージに大体3体のボス(王城のみ例外)がいます。つまりクリアまでに15体以上のボスがいます。冷静に考えると結構多いですね。
勿論ボスまでの道のりもある為、一筋縄ではいきません。
まずボーレタリア王城からスタートし、チュートリアル(説明一切ないけどね!)としてファランクスというボスを倒すところから始まります。
倒すと、各ステージへ移動できる拠点に辿り着き、そこから行きたいステージを選んで進める…という形になります。
そう、このゲームは攻略したい場所を選べます。
当時は自由に行きたい場所を選ぶ、なんてゲームはまだ少なかった方だと思います。
決してFF13の悪口言ってるわけではないですからね。
詰まったら別のとこ行けばいいじゃん!
これが出来るのが良かった。
武器を取りに行ったり、強化したり、アイテム整えたり…色々試行錯誤していくのが楽しかった。
そしてもう一つが、マルチプレイに対応している事。
なんと協力プレイができるのだ!
これは素晴らしい!友達や見知らぬ誰かと一緒にボスを蹂躙しよう!
…と、上手くはいかず、敵も侵入してくるんですね、このゲームは。
プライヤーがマッチングして侵入し、殺しに来たり、邪魔したり、嫌がらせしたり…などなど。
「フロムくん、人の嫌がる事好きだね君」となるぐらいに上手い作りだなと思いました。
侵入(黒ファントム、通称黒ファン)と協力(白ファントム、通称白ファン)は盛んに盛んだったので、何処かに行けば大抵は黒ファンに侵入されます。当時の僕は、返り討ちにしようとして大体負けてました。(なんで対人プレイヤーってあんなに上手いんだろうね)
黒ファンについてここで少し解説。
黒ファンは、ありとあらゆる手法で攻略プレイヤーを妨害、殺害を企てます。
そしてその手法として、『酸の霧』という魔法を用いたものが流行っていました。
実はこのゲーム、武器や防具に耐久値というものが存在し、戦っていると耐久値はどんどん減っていきます。
そして、最終的には壊れてしまい、火力や防御力が著しく低下してしまいます。
そして、拠点に戻らないと基本的には修理できません。
で、この「酸の霧」という魔法は、その耐久値をゴリゴリ削る魔法なんですね。
はい、お察しの通りです。
黒ファンは酸の霧を撒きながら走り回り、攻略プレイヤーの耐久値を削っていくんです。
お前らどんだけ性根が腐ってんだよ、と嘆きながら僕は防具を破壊されてました。俺許せねぇよ。(腹いせに俺もやったけどね。)
後は対人テクとして『走り嵐』、なんてものもありました。
「炎の嵐」という、地面に手を付くモーションを行って周りに炎を出す魔法があるのですが、とあるテクニックを駆使する事でこのモーションをキャンセルすることが可能になり、走りながら炎を撒き散らす事が出来る様になります。
つまりこちら側からの視点では、ただ走ってきた敵の周りからいきなり炎が湧いて出てきます。恐怖そのものですね。
初見殺しされた時は意味が分かりませんでした。意味が分からな過ぎて笑いました。
そんなこんなで初回プレイ時は、この協力システムを使って友達と最初から最後までプレイしました。
(思い返すと、初回プレイ時はそんなに黒ファンに襲われなかったですね。運が良かったのかな?)
ボスの詳細とかはネタバレになりそうなのでちょっと省きますが、腐れ谷の最後のボスと塔のラトリアの2つ目のボスが印象的でしょうか。特に塔のラトリアの方、お前と初めて戦った時の絶望感は忘れないよ。後バグでたまに消えちゃうのも忘れないよ。
そしてこのゲームに思い入れがある点がもう一つ。
それは、僕が初めてトロフィーコンプリートしたゲームだからです。
トロフィーコンプリート(通称トロコン)はやり込みの達成指標みたいなもので、全て集める(トロコン)すると中々やり込んでるな、というものですね。
そのやり込みを人生で初めてしたのが、このデモンズソウルでした。
先述した様に、このゲームの達成感は本当に異常なもので、「俺薬やってんのかな?」ってぐらいハイになりました、はい。
トロフィーを取るのも一苦労なこのゲームにハマりにハマっていた僕は、更なる達成感を求めてトロコンを目指すに至った訳ですね。
それが地獄の始まりでもあったんですが…。
大体のトロフィーはなんとか取れたのですが、一つだけ取るのに時間がかかっていました。
それは、『斬撃を究めた者のトロフィー』です。
これは、武器を強化し属性派生させ、更にその属性強化を最終強化まで施す、というものなのですが…
この最終強化に必要な素材『純粋な刃石』、これが敵からのドロップのみ!
しかもその敵普通に強いし、ドロップ率めっちゃ低い!!たぶん3%ぐらい!!(マジで)
このふざけた設定のせいでマラソン(=ドロップするまで殺し回る)という作業が必要なのでした。
なんでドロップオンリーなんだこの素材…。
当時、僕はこのマラソンを4-5時間ぐらいかけて終えた記憶があります。(マラソンの効率が悪い部分があったり、普通に殺されたりしてたので。)
素材一個に5時間という苦行を終えた時、やはり僕はハイになっていましたね。辞められねぇよ助けてくれ。
余談なんですが、マラソン中あまりにも暇過ぎたので「モザイクロール」というボカロ曲を流していたのですが、4-5時間流しっぱなしだったので洗脳された様に数日間脳内でリピートしてました。ちなみに今でも好きな曲です。
そして最後になります。
トロコンするまで遊び倒したこのゲームですが、なんとなんと!
今年発売のPS5にてリメイクされ発売されました!わー!!パチパチ!!
早くPS5買わせて!!!僕予約抽選外れました!!SONYさん頑張ってくれ!!
と、言う事でここまでお疲れ様でした。
楽しいゲームだし、良いタイミングでリメイクも出たので是非とも手に取って遊んでみるのをオススメします。
僕のイチオシのゲームです!
楽しさは保証します!
ちなみに僕のオススメ武器はクレイモアです。カッコ良いから。ちゃんと強いし。
それでは、またどこかで。