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自家感作性皮膚炎体験談(6)と(7)の間
血液検査のことなど。
2019年の9月に治療開始して、ずっとベリーストロングランクのステロイド軟膏を使い続けていました。ネットの情報などを見ると数カ月以上連続で使っていると皮膚が薄くなってくるような副作用が出ると言われているようで、この頃、少し不安になっていました。
実際に副作用なのかどうかははっきりとしませんが、関節の内側やデコルテあたりの、皮膚が薄いところにできた湿疹に体用のステロイドを塗
自家感作性皮膚炎体験談(8)
(8)春、花粉とか外出自粛とか
3月の受診の頃から、新型コロナの騒ぎが大きくなっていました。この時はまだ皮膚科のクリニックは普通の感じでしたが、ちょっとずつ緊張が広がっていた時期です。もともと、あまり出歩くタイプではなく、引きこもっているのがつらくない性質なので、外出自粛のストレスはありませんでした。
周期的に悪くなるのはまだありましたが、湿疹の具合は特に悪くなることもなく、劇的に良くなること
自家感作性皮膚炎体験談(7)
(7)ホルモンバランスのこと
このシリーズの(0)の時に書きましたが、私は更年期終盤の年代です。実際にはあまり大した更年期症状は出てなくて、自分的には更年期という明確な自覚がなかったのですが…
数年前からあちこち不調だったのも、たぶんその辺に遠因があるのかもしれません。あくまで想像ですが。
自家感作性皮膚炎になって、こういう時は悪化する、という経験則がだんだん積み重なって、冬の終わりが近づく
自家感作性皮膚炎体験談(6)
前回のような形でなんとか冬対策はペースがつかめてきましたが、以前書いた皮膚の掻きこわしでできた傷にはまだ困っていました。2020年の1月~2月頃です。
途中で皮膚の保護を目的として一度薬が変わりました。ステロイドはサレックス継続なのですが、そこにサトウザルペという亜鉛華の配合された薬を併用(混ぜ薬)で処方されました。
亜鉛華というのはもともとは酸化亜鉛という白い粉状の物質ですが、それを軟膏の形
自家感作性皮膚炎体験談(5)
(5)静電気とのたたかいの日々
冬になって、寒くなってくると空気もだんだん乾燥してきます。
一番最初に変化に気づいたのは、車に乗った時でした。車に乗ると、背中が妙に痒くなる。それまでは背中にも湿疹は出ていたものの、そこまでひどいことはなかったのですが、ピリピリとした痛痒さが始まって、だんだんそれが我慢できない強さになってきました。
これはもしかして静電気? と疑って、シートに綿のカバーをかけ
自家感作性皮膚炎体験談(4)
(4)とりあえず傷を治したい気持ちで…
いい歳をした大人ですが、毎日ほとんど全身に軟膏を塗るのは面倒だし時間はかかるし、ベタベタで気持ち悪いし、ととてもストレス感があります。治療を始めてから約9カ月になりますが、今も軟膏を塗るのが嫌で嫌で、1日2回の塗布のうち昼の分は何かと口実を付けてさぼってしまう時があります。これが治るのが遅い原因かもしれません…。
さて、11月に悪化させてしまった皮膚炎の
自家感作性皮膚炎体験談(3)
(3)秋の終わりにやらかしちゃったこと
9月の半ばから治療を始めた皮膚炎は、はじめの1カ月半はなかなか良くならず、ステロイドの副作用の毛嚢炎も出たりして苦しい日々でした。皮膚炎自体は直接は命に係わる病気ではないけれど、眠れないのが続くと心臓や胃腸に負担がかかっているのが自覚されて、このままではまずいという気持ちに追い立てられるようになりました。
ステロイド軟膏の副作用はいろいろと誤解があるよう
自家感作性皮膚炎体験談(2)
(2)秋中ごろのあれこれ(たぶん一番つらかった時期)
9月の半ばから通院を始め、しばらくは良くなっているような、いないような中途半端な状況が続いていました。まだ汗ばむことの多い季節で、塗りなれない油の強い薬が気持ち悪くてとても嫌でした。
まだ薬の塗り方も良く分かっていなくて、薬を塗るとその刺激で痒かったりヒリヒリと痛かったり、正直ちょっと辛かったです。最初の頃はヘパリン類似物質(ヒルドイド)入
自家感作性皮膚炎体験談 (1)
(1)発症~受診まで
8月の終わりごろ、まだ汗ばむ陽気だけど日差しは秋の感じになり始めたころに、夕方の時間帯に川沿いの遊歩道を30分ほど散歩しました。遊歩道は適度に整備されていますが、時期が時期なので夏草がところどころ茂って、足元にはみ出してきていたのを覚えています。
帰宅してしばらくして、なんとなく右足の腿の辺りが痒い。プツプツと小さく2カ所が赤くなっていました。地味にしつこく痒くて、しばら
自家感作性皮膚炎体験談 (0)
まず、体験を書き始める前に、私のバックグラウンドを簡単に記します。
年齢は50代、性別は♀。更年期をまだ抜けきっていない年代です。
ホットフラッシュ等の多くの方が経験する典型的な更年期障害は、それほど強くはなくどちらかというと軽い方だと思います。ただ、40代の頃に諸事情からうつを発症して、その精神症状は更年期障害の一部だったかもしれません。長いことメンクリに通っていて、少量の抗うつ剤(SNRI
noteをはじめようと思った
私がnoteをはじめようと思ったのには目的があります。
2019年の秋に、自家感作性皮膚炎になりました。お世話になっている皮膚科の初診が9月19日、それから約9カ月経ちますが、まだ完全には治っていません。
その体験談、どんな治療をしてどんな経緯をたどってきたかを記録しておこうと思ったのがnoteをはじめようと思った目的です。
この病気にかかって、最初の頃は治療にどれだけかかるのか、辛い症状が