💊3💊『ねつ,はな,のど』について整理しよう![第三章 脳神経,呼吸器薬]
▢『整理』により複雑さが解消される
登録販売者試験の第三章では、はじめの『精神神経薬』、『呼吸器官薬』の項目だけで、7種類ほどの薬剤の項目が登場します(かぜ薬をのぞく)。
そしてその各々に、複数の成分(抗ヒスタミン成分、鎮咳成分など)が配合されています。
最重要の第三章『主な医薬品とその作用』では、前半にボリュームが偏重しており、このあまりの分量に圧倒され、ここで資格取得をあきらめるケースも多いとききます。
そこで、あくまで学習上の分類で、むりくりな部分もありますが、
CMなどでも使われる『ねつ、はな、のど』の区分について整理するという方法を紹介いたします(もちろん現実の『医学』がいかに複雑で、簡易な表などが作成しづらいということは、誰もが知る通りです)。
また、かぜ薬を含めた市販薬を扱う実務上でも、時と場合によっては、ということになりますが、極めて有効な分類の仕方だと言えます。
▼ここで注意が必要なのは、『脳[精神]神経薬』の薬品を『ねつ』とし、『呼吸器官薬』を『のど』とおくとき、
本来は『はな』に対応する薬品はありません(第三章の後半になってから『鼻炎用内服薬』などが登場することによる)。
※下図右端の記述参照
よって、脳[精神]神経薬の『睡眠薬』などを『はな』枠に振り替えることで、整合性をもたせます。
尚、詳しく言うと『のどの痛み』は抗炎症成分で、解熱鎮痛成分に近いものですので『ねつ』の内容になりますが(本質的区分ではありません)、ここでは全体の便宜性により省略します。
抗炎症成分については、前の記事『七色の色分けで…』で紹介しています。
また、これでおよそ7種類の薬品、6種類の成分を、3つの分類に帰着させることができました。
人は二つか三つの要素にしぼることで、最もうまく考えられるので、その方式を採ることで、同じ内容も全く違った印象になり、ずっと学習しやすくなるでしょう。
あとは、『睡眠薬、眠気防止薬』=『抗ヒスタミン成分』
『鎮咳薬』=『アドレナリン作動成分』
のように、一対一の対応でどんどん学んでいきます。
次回の記事では、具体的に『解熱鎮痛薬』の成分についてみていきます。
ご閲覧いただきありがとうございました。
※当ブログの内容の利用は、閲覧者の方の判断にお任せします。
※本記事の無断転載はお断りいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?