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うさぎごと 第6回 通所に「毎日通えない」と悩む方へ
この記事は「作業所や就労移行支援、デイケアに通ってみたけどすぐ辞めてしまった、続かなかった」という方に向けて書いています。
私は作業所(就労継続支援)や就労移行支援を利用したことはありません。週2回通う予定だった病院のデイケアは、たった2日で辞めてしまいました。当時は退院して3ヶ月くらいでした。一人で外を出歩くことはでき、スーパーなどには入ることができました。ですが、通所として毎日通うとなるとプレッシャーが強くて「プレッシャーの割にお金にもならないな」と思うと通えなくなってしまいました。
多分、同じように「通所を始めてもすぐ辞めてしまう」という障害者の方がたくさんいると思うんです。特に精神疾患を持っている方には多いのではないでしょうか。日々の体調、金銭的な問題(通所費・交通費が出せない)、人間関係が億劫など理由は人によって様々だと思います。
そんな方におすすめしているのが「地域活動支援センター」です。
私は不定期で地域活動支援センターを利用しています。フリースペースがあり、10円でお茶などが飲めたりするので、コーヒーを飲みながらまったりと本を読んだりしています。必要な時は担当スタッフと面談形式で相談を聞いてもらったりします。
なぜおすすめかと言うと「自分のペースで通所できる施設もある!」からです。
そもそも地域活動支援センターって何?という定義なのですが厚生労働省の「障害者総合支援法」によると以下が目的とされています。
<目的・特徴>
・ 障害者等を通わせ、創作的活動又は生産活動の機会の提供、社会との交流の促進等の便宜を供与する障害者総合支援法上の施設
・地域の実情に応じ、市町村がその創意工夫により柔軟な運営、事業の実施が可能
うーんよくわからんって感じですね(笑)
私の通っている施設ですと
・創作活動又は生産活動の機会の提供
→絵を描く会、短歌を読む会、映画を観る会などの企画
・社会との交流の促進
→フリースペース、就労移行支援などの他施設の紹介、役所などでの手続のお手伝い、交流会
なのかなあという感じです(個人的な見解です)。
二つ目の「地域の実情に応じ、市町村がその創意工夫により柔軟な運営、事業の実施が可能」と記載がある通り、地域によってかなり差があるようです。雰囲気が違ったり、支援内容やプログラムが違ったり……悪い言い方をしてしまうと「当たり外れが激しい」みたいですね。
なので「自分のペースで通所できる」は施設によりけり、選べたり選べなかったりで違うこともあるかもしれません。私の通っている地域活動支援センターは選べます。
実際に私は
入院から1年後・・・週4回ペース
入院から2年後(就職後)・・・月1回
安定している時期・・・不定期で3ヶ月に1〜3回くらい
現在・・・気が向いた時に行く
と、通うペースを調整しています。
人間って不思議なもので「通っても通わなくてもいいよ〜」となると案外通えたりするんですよね。なので「通所続かない〜!」となっている方、もしいらっしゃってまだ地域活動支援センターを利用していない方はぜひ試してください。ちなみに友人は就労移行支援の方が合っていました(!)身も蓋も無いですが、人によりけりですので、ご参考程度ですね。