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娯楽の選択肢。

1980年代に

任天堂ファミリーコンピュータ

が発売されてから子どもの心を離さないテレビゲーム。

ゼビウス、グラディウス、テトリス、Rタイプ…

私も色々なゲームをやりました。
当時は通信機能がなく、ゲーム機のある友だちの家に集まってあーだこーだ言いながらわいわいと楽しんだものです。
でも

時代は変わりました。

回し読みしてた攻略本は1人で見られる攻略サイトになり、友だちの家に集まってわいわいは家で1人で通信機能でわいわいになった。

コミュニケーションツールとしてのゲーム機

の立ち位置は大きく変わったと言えます。
そんな時代の変化とともに新しい課題も生まれました。

集まってわいわいから1人で通信で顔を見ることなくわいわいになったことで、相手の気持ちを汲み取れず読み取れず独りよがりとなる。

気に入らなければ簡単に相手との関係を断ち切れる。

攻略本をみんなで見ることもないから、攻略サイトで得た知識でマウントを取る。

挙句、

孤立化

し、ただ個人のわがままを正義としてゲームに向き合うだけの時間が増えてしまう。

ゲーム中毒。

前述の通り私もゲームは好きだし、私の夫もゲームが好きで、今でもやっています。
だから当然我が子にもゲーム機は割と早い時期に買ってあげてました。
でも

娘はほとんどゲームをしない。

友達が来る時、従兄弟と会う時、友達がやってるゲームを勧められて…そんなタイミングでしかやりません。

それはなぜか?

彼女にはそれ以外の

娯楽の選択肢

が多いから。
更に彼女の娯楽は

工作、絵、バーベキュー、スケボー

など、

自分で生み出すもの

すなわち能動的なものが多く、

既にあるものをある通りに遊ぶ

受動的なゲームは魅力が薄いのでしょう。
子どもは移り気なので他に楽しいものがあれば一つに固執してしまうことはありません。
また、創造力は

大人を軽く凌駕している

ので、創造力が刺激される能動的な娯楽があれば、受動的な娯楽にハマりすぎることはないでしょう。
子どもが欲しがるからとゲーム機を与える前に

我が子の創造力はどれくらいあるかな?

と考え、不安があるなら

親子ともに創造力を高める遊び

を全力でやってみてからでも良いのではないかと思います。


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峠工房ののんさん
サポートは峠工房の維持運営費となります! 受け皿のなかった重度障害者の生活・学習・就労訓練から始まり半世紀、近年は増加傾向にあり、対応が追いついていない軽度発達障害、また選択肢の少ない身体障害の人達も住み慣れた地域で生きていけるような自立を支援をしています。よろしくお願いします。