交流行事だから。

峠工房の行事は

障害者じゃないから参加できないとか、

障害だから参加できないとか、

はありません。

そして、参加をするからには、

みんな平等に同じ条件で楽しめる

ようにしています。

どんな人も自分でできることはやり、出来ないことは手伝ってもらえる世界観作り。

そこに真の交流が生まれると思っているから。


横浜では個別級の子どもたちが一部の授業を

普通級に行って受ける

交流級という制度がありますが、交流級という名に

違和感を感じます。

個別級の子だけが普通級に行く、普通級の子が個別級に行くことはありません。

単発で転校をしているようなものです。
転校なら長い間一緒に過ごすから徐々に打ち解けもするでしょう。
それでも苦労しています。
単発ともなれば、更なり。
ましてや発達障害はコミュニケーションが苦手と言われています。
苦手だと言ってる側が苦手と言われていることの高めのハードルを越えるのはちょっと条件が厳しいんじゃないかなと思うのです。

交流というなら、

交われなくちゃいけない

んじゃないのかなと思います。
交わるためには何が必要なんだろう?と考えた時、

いろんな人と同じ条件で楽しめる環境

が必要じゃないかと思います。

その時、その場所を均一のスタート地点として、同じ体験を共有した事がきっかけとなり、本人達が関係を作れれば理想的だと思います。

でもそれは学校という環境では実現は難しい。

だからこそ外部機関が頑張るところであります。

できることはやる、知りたいことは本人に聞く、頼みたいことは自分で頼む。

車椅子のことはわからない。
じゃあ聞こう。
段差や坂はどういう風に手伝えばいい?

高いところのものが取れないの。
じゃあ頼もう。
背の高い人やってくれない?

そこに会話が生まれて、交流につながっていく。

峠工房の行事はそういう場でありたいのです。


サポートは峠工房の維持運営費となります! 受け皿のなかった重度障害者の生活・学習・就労訓練から始まり半世紀、近年は増加傾向にあり、対応が追いついていない軽度発達障害、また選択肢の少ない身体障害の人達も住み慣れた地域で生きていけるような自立を支援をしています。よろしくお願いします。