気がする屋 day.7|連載小説
遠くで、娘たちが駆け回っているのが見える。
年の瀬だなぁ。
公園の人はまばら。
普段ここは人気があるので、たまにびっくりするほど大勢の親子で溢れている。
そこに小学生グループなど来たら、小さい子連れは退散、退散。
でも今日は、年末だからか、スカスカ。
可愛らしい雲梯も、広場も、思う存分娘二人は堪能していた。
ついでに同じ年くらいの女の子と仲良くなったようで三人で遊んでいる。
こうゆうの、とてもありがたいんだよなぁ。
ノブコは、来る前に買ったスタバのコーヒーをタンブラーからちびちび飲みながらしみじみする。
姉妹二人だと喧嘩が絶えず、数分おきにノブコの元へ来るのが常だが、第三者が入ってくれると子供同士長く仲良く遊んでくれるのだった。
夫は朝早くから出かけていた。
美容院に行くそうだ。
とはいえ、娘たちの朝食もバッチリ用意し、寝ていたノブコに文句を言うでもなく出かけてくれたので(ノブコが起きたのは昼近くなってだった)、感謝。
このあと、帰ってきた夫と合流したら、全員で買い物をして、夕ご飯だ。
平和だなぁ。
仕事このまま辞めちゃいたい。
ノブコは宝くじを買っている。
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