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葬儀社の選び方|お客様の声シリーズ【2】相談内容から考える葬儀屋選びのポイント


こんにちは、茨城県水戸市の葬儀社『橙縁社(とうえんしゃ)』です。



突然の不幸があり、精神的にもパニック状態。

そんな中、葬儀社を選ぶことは非常に難しいものです。



『みんなは、どうしているんだろう?』

と、経験者の体験談を聞きたくなりますよね!!



そこで、

『お客様の声シリーズ』

として、葬儀の現場で働く私達が、お客様から相談された内容を紹介します。



そして、実際の経験者の話を元に、皆さんの葬儀社選びの参考にして下さい。

なお、個人情報に触れるような内容の記載は、全て省かせて頂いておりますので、あしからずm(__)m




葬儀社の選び方【2】お客様の声、相談内容から考える葬儀屋選びのポイントを紹介

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それでは、第二回の相談内容です。

今回のお客様は、事前相談に来られ、

・葬儀費用の質問

をしたいとの事でした。



現在、急ぎで葬儀の準備をするような対象者はいないそうです。

しかし、友達の親族の葬儀に参列し、喪主の友達と葬儀費用の話をした所、高額だったため不安を感じ、何社か事前相談で見積もりを出してもらっているとの事でした。



今回のお客様が、重要視していたポイントは、

・家族葬の内容と費用

・亡くなった時の安置場所

・戒名代を含めた総額の葬儀費用

上記の3つでした。




家族葬の内容と費用

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『友達が家族葬で200万円掛かったらしい』

『お宅は、いくら掛かるの?』

これが、お客様の第一声でした。



正直、現場で働く私も、この金額には驚きました。。。

流石に、200万円は高過ぎるからです!!




家族葬の平均費用

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色々なサイトが、『家族葬』の平均費用を公表しています。

サイトごとに、金額がまちまちですが、

・59万円~115万円

が、『家族葬』としての平均費用だとされています。



そのため、単純に間を取って、

・約72万円

が、『家族葬』の平均費用だとしておきましょう。



しかし、何故59万円~115万円というように、大きな金額の開きがあるのでしょうか?




家族葬に明確な決まりはない

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実は『家族葬』には、明確な決まりがありません。

そのため、先程紹介したように、平均費用に開きが出てしまう訳です。



何故、明確な決まりがないかというと、

・参列者の選び方

・お葬式の儀式形態

が、とても曖昧だからでしょう。。。



参列者の選び方

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まず、『参列者の選び方』ですが、どこまでを家族とするのかが、非常に難しいのです。



・一緒に住んでいる人だけ?

・子供(孫)だけ?

・親戚一同、親交のあった人全て?



このように、一言で『家族葬』と言っても、葬儀に参列する該当者には、大きな幅があります。



そのため、『家族葬』を行う際に、

・葬儀会場の広さ

・おもてなし等の費用

に違いがあり、平均費用の金額に大きな開きが出てしまうのです。



お葬式の儀式形態

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次に、『家族葬』の儀式内容にも決まりがありません。

・通夜⇨葬儀⇨火葬

・葬儀⇨火葬

・火葬のみ

上記のように、『家族葬』の中にも選択肢があり、内容によって大きく葬儀費用が変動します。



ちなみに我々橙縁社では、

・葬儀⇨火葬

を、『家族葬』として考え、当家に提案しています。




亡くなった時の安置場所

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さて、お客様の相談内容に、話を戻しましょう。

『安置は、みんなどうしてるの?』

『安置を頼んだら、いくら掛かる?』



まず、安置場所に関しては、

・自宅

・安置施設

の2択になります。



どちらにも、メリット・デメリットはありますが、

・費用面、思い入れ ⇨ 自宅

・利便性、負担軽減 ⇨ 安置施設

と捉えておくのが、最も分かりやすいのではないでしょうか。



様々なメリット・デメリットを説明し、今回相談に来られたお客様は、

・自宅安置

を選択するとのことでした。




戒名代を含めた総額の葬儀費用

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最後に、戒名代など含めた葬儀費用の総額のお話です。



今回の相談者は、お寺にお墓があり、代々続いているそうです。

そのため、寺墓地に入るためにも、『戒名』を頂かなければなりません。




戒名代や御布施は葬儀社が決められない

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葬儀費用の総額をだすためにも、

・戒名代

・読経代

などを含めた『御布施』の金額を伝えなければなりません。



しかし、残念ながら葬儀社は、『御布施』の話はできません。

あくまでも、当家とお寺との話であり、葬儀社が関与できない聖域なのです。



そのため、あくまでも参考までにと、

・戒名ごとの平均金額

を大雑把に伝え、総額の葬儀費用として伝えました。




最終的な見積もり金額

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・家族葬の内容と費用

・亡くなった時の安置場所

・戒名代を含めた総額の葬儀費用

上記の3つの疑問点をクリアし、相談者が内容を納得してもらったので、最終的な見積もりをお伝えしました。



会葬者は兄弟と、その子供だけで行い、

・予定参列者10名

との事で、我が社の『橙縁社家族葬ホール』を使用。



・36.8万円の家族葬プランを適用

・プラン内の生花祭壇

   ⇨追加5万円でランクアップ

・喪主花スタンド2基

など、葬儀に関わる全ての費用を計算。



【最終見積もり提示額】

・葬儀費用535,600円

・斎場使用9,000円(火葬料金、控室料金)

⇨合計544,600円



今回、相談者の希望を聞きつつ、

・合計544,600円

で、『家族葬』の見積もりとなりました。




相談者の感想

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『えっ!?そんなに安いの??』

『全然200万円も掛からないじゃん!!』

どうやら、喜んで頂けたようです。



今回、食事や香典返しなども無かったことから、相談者のお客様が想像していなかった見積もり金額になったのでしょう。



この金額に、『戒名代』『読経代』などの御布施が発生しますが、

・約90万円

で、葬儀費用の総額が収まりそうです。



『じゃあ、橙縁社にお願いするわ!!』

最後に嬉しいお言葉を頂き、今回の事前相談は終了しました。




最後に

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『お客様の声シリーズ』

として、葬儀の現場で働く私達が、お客様から相談された内容を紹介しました。



今回の相談者は『家族葬』が希望だったため、メリット・デメリットを含めた、数多くの提案をさせて頂きました。



その中で、

・何にお金が掛かるのか?

・何を省いてもいいのか?

をしっかりご理解され、最終的な葬儀費用にも納得されたようです。



正直、葬儀の内容が同じでも、葬儀費用は会社ごとに変わります。

また、式を縮小すれば、葬儀費用が必ずも安くなる訳ではありません。



そのため、何かの機会に『事前相談』をして、

・葬儀のイメージ

・葬儀費用

を、一度すり合わせすることをオススメします。





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