見出し画像

エホバの証人のお葬式|王国会館の追悼式に参列する注意点など、エホバの証人の葬儀について徹底解説


日本での葬儀は、そのほとんどが仏式(仏教)です。
そして、葬儀全体の約1%が『キリスト教』の葬儀だと言われています。



更に、『エホバの証人』の葬儀となると、参列する機会も少なく、イメージが沸かない方も多いことでしょう。



しかし、葬儀に参列した際は、大切な方を丁寧に見送るためにも、最低限の葬儀マナーは押さえておきたいものです。



そこでこの記事では、『エホバの証人』の葬儀内容や、参列する際の注意点など、『エホバの証人』の葬儀について紹介していきます。




エホバの証人のお葬式|王国会館の追悼式に参列する注意点など、エホバの証人の葬儀について徹底解説

画像1

まず、『エホバの証人』の葬儀は、『追悼式』と呼ばれています。



『エホバの証人』は、
キリスト教系の宗教
で、その教えから、葬儀のような宗教的な儀式は行いません。



ですが、故人の死を悲しむことは当然のこととされ、遺族を慰め、聖書に書かれた教えを朗読する『追悼式』が行われるのです。



『追悼式』は、基本的に葬儀式場などで行わず、
・王国会館
と呼ばれる、『エホバの証人』が集会場所として利用する施設で行われます。



また『追悼式』は、王国会館以外にも、
・故人の自宅
・斎場
・お墓の前
など、特定の場所の定めはなく、当家の希望に沿って行われます。




エホバの証人の信者の方は葬儀に参列しない

画像2

『エホバの証人』の『追悼式』の内容を解説する前に、一点理解して頂きたい内容を紹介します。



それは、『エホバの証人』の信者の方は、
・他宗教の葬儀には参列しない
という事を基本としています。



宗教の教えからの行動なので、誤解しないようにご注意下さい。
但し、親しい方が亡くなった訳ですから、式の前や後に遺族に挨拶にくることはあるでしょう。




エホバの証人の追悼式の内容

画像3

それでは、『追悼式』の内容に触れていきます。



大前提として、『エホバの証人』は、故人のために行う宗教儀式的なセレモニーは行いません。
近親者で見送る『追悼式』を行います。



そして、『追悼式』は絶対に行わなければならない訳ではありません。



また、『エホバの証人』の『追悼式』では、信者以外の参列は非常に少ない特徴があります。
理由として、近親者で見送るのが前提であったり、故人の冥福を祈るような宗教的な儀式ではないからでしょう。




追悼式の目的

画像4

『追悼式』は、
・遺族を慰める
・死と復活の希望について聖書の説明
を目的として行います。



そのため、『エホバの証人』の『追悼式』は、決まった形がありません。



また『追悼式』は、先に火葬を行い、別日に行うのが一般的です。
場所は、王国会館が基本ですが、自宅や斎場、墓地などでも行われます。




エホバの証人の追悼式では何を行うのか?

画像5

先程も触れたように、『追悼式』に決まった形はありません。
そこで、一般的な『追悼式』の内容を紹介します。



・故人の人柄や歴史の紹介
・親族、友人が故人の思い出を語る
・故人が抱いていた聖書の希望について
・賛美歌と祈り



なお、『エホバの証人』の信者でない方は、
・聖書を読む
・賛美歌を歌う

などはせず、黙って座っていても問題はありません。




エホバの証人の追悼式の注意点と絶対にしてはいけないこと

画像6

確かに、『追悼式』には決まった形はありません。
しかし、『エホバの証人』の教えから、注意点やタブーがあります。



まず『追悼式』の注意点として、
・儀式的な祭壇
・焼香、玉串奉奠、献花
・故人の遺影写真(スナップ写真は可)
上記のような宗教儀式に当たる物は、一切ありません。




追悼式に参列する場合に絶対してはいけないこと

画像7

次に、『追悼式』に参列する際のタブーも紹介します。


それは、故人に対して、手を合わせることです。



『エホバの証人』では、
・偶像崇拝はタブー
とされています。



そのため、故人に対して手を合わせる行為は禁止されています。
更に、仏教用語である、
・冥福
・成仏
・供養
といった言葉を使うことも禁止です。




エホバの証人の追悼式では、香典は必要ない

画像8

『エホバの証人』の『追悼式』に参列する際、
・香典
・御玉串料
・御花料
と言った、いわゆる『香典』は必要ありません。



一般的に『エホバの証人』の方は、『香典』を受け取らないのです。



しかし、今までのお付き合いや、葬儀費用の足しになればと、何かしらの形で『香典』を渡したい方もいることでしょう。



その場合は、
・白い封筒に名前だけ書いたもの
に包んで、当家の方に渡しましょう。



なお、サイトなどで、
・『御花料』と書く
と説明しているケースもありますが、『御花料』はキリスト教の葬儀の際に使う言葉なので、正式な葬儀マナーとは言えず、もしかすると受取りを断られる可能性があります。




エホバの証人の追悼式での服装は?

画像9

最後に、『追悼式』に参列する際の服装を紹介します。

まず、一般的な『喪服』を着ても、マナー違反ではありません。



しかし、『エホバの証人』の信者の方は、基本的に『喪服』を着用しません。
・紺
・グレー
などダーク系の物を選び、黒のブラックスーツを避ける傾向にあります。



『追悼式』に参列した際、周囲の方は『喪服』を着ていません。
しかし、『喪服』がマナー違反という訳ではなく、信者以外の方は『喪服』を選ぶのが無難だといえるでしょう。



もしも、故人の宗教に沿って見送りをしたい方は、ブラックスーツを避け、ダーク系のフォーマルスタイルで、『追悼式』に参列するのが良いでしょう。




まとめ

画像10

今回は、『エホバの証人』の葬儀内容や、参列する際の注意点など、『エホバの証人』の葬儀について紹介しました。



宗教や宗派によって、葬儀マナーは異なります。
そして、故人に敬意を表し、より丁寧な見送りをしてあげるのであれば、故人の信仰に沿った見送り方をしたいものです。



『エホバの証人』の『追悼式』には、なかなか参列する機会が少ないでしょう。
しかし、『エホバの証人』の教えは、仏式の葬儀と異なる所が多く、非常に考え方を大切にしています。



まずは、『香典』や『お悔やみの言葉』を避け、合掌など手を合わせる行為は行わず、『エホバの証人』の考えに沿った見送り方をしてあげて下さい。




葬儀に関するご相談は『橙縁社』へ

画像11

・葬儀費用が高かった
・イメージと違った

これが、葬儀の2大トラブルであり、クレームの大半だと言えます。



そんな葬儀トラブルを回避するためにも、葬儀の準備は事前に行うことが大切なのです。



いざという時困らないように、葬儀全般の疑問は
・橙縁社(とうえんしゃ)
にお問合せ下さい。



一級葬祭ディレクターの専門スタッフが、24時間365日対応させて頂きます。




いいなと思ったら応援しよう!