【たちまちミートアップ事例 #01】創業マネージャー×漫画家┃オンラインイベントが繋いだ新しい可能性
「オンラインでたちまち繋がって、リアルで会おう!」がコンセプトのオンラインイベント「TOUCH × MATCH MEETUP(たちまちミートアップ)」。
広島県のコワーキングスペースやハブとなる施設が軸となり、事業者や創業者が「いつかリアルで出会うために」オンラインで繋がるイベントです。
今回は「TOUCH × MATCH MEETUP」参加者同士のたちまちミートアップ事例 #01をご紹介。イベントを通じて出会ったお二人に話を聞きました。
「TOUCH × MATCH MEETUP」で繋がった
創業マネージャーと漫画家
―まずはお二人の仕事(事業)について教えてください。普段はどんな仕事をされていますか?
小川陽さん:広島市にあるひろしま創業サポートセンターで、創業者や創業予定者に対して経営に関するお手伝いをしています。
経営の知識や指針作りについての考え方をセミナーでお伝えしたり、創業時の事業計画から創業後の事業運営についてもサポートします。法人、個人にかかわらず幅広い分野の事業者の相談に乗っています。
どいまさとしさん:僕は漫画をはじめ、イラストや動画制作など幅広くデザイン制作の仕事をしています。漫画家としては、WEBメディアで3年間作品を連載してきた経験があります。現在は、地元の店舗や事業者さんのサイト用ロゴや、パンフレット・チラシのイラストの制作などをメインで制作しています。
尾道市在住で、普段はONOMICHI SHARE(コワーキングスペース)で仕事をしていることが多いですね。
―お二人の面識はあったんですか?
小川さん・どいさん:いえ、イベントが初めてです。
―それまで面識はなかったんですね…!今回お二人が出会ったことでどんな制作物ができあがりましたか?
小川さん:ひろしま創業サポートセンターでは年に5〜6回ほどメインとなる創業イベントを開催していますが、今年(2022年)の3月に世羅町で行われた創業入門セミナーのチラシデザインをどいさんにお願いすることにしました。
どいさん:小川さんからは「これまでのチラシとは違ったテイストにしてみたい」というご要望があったので、いくつか違ったイメージのデザインを提案して最終的な制作物に落とし込んでいきましたね。
―これまで小川さんはどうやってチラシデザイン等の依頼をされていたんですか?
小川さん:長く懇意にしている広島市内の会社さんにお願いしていました。そのままでももちろん良かったのですが、今回「TOUCH × MATCH MEET UP」でどいさんのプレゼンを聞いたことで、新しくお願いしてみたいと思ったんです。
また、今回は世羅町でのイベントだったので、どちらかといえば広島市ではなく世羅に近いエリアで活躍しているクリエイターさんにお願いできたらという想いもありました。
オンラインイベントだからこそ実現した、
広がりと可能性
―第1回「TOUCH × MATCH MEETUP」(2021年11月23日)に参加されたお二人。イベントに参加したきっかけを教えてください。
小川さん:私はどちらかというとプレゼンターではなく共催者側の立場になりますね。第1回「TOUCH × MATCH MEETUP」では、事業や創業に役立つワンポイントレッスンとして「コロナ禍の創業と事業運営の状況について」というテーマでお話させていただきました。
どいさん:僕はこのイベントがスタートする前に「TOUCH × MATCH MEETUP」のバナー・イラストを制作しました。それが縁となって、第1回のプレゼンターとしても参加することに。もっと誰かと接点を広げていけたらという想いもありました。
―これまで仕事をする上で、どういった課題がありましたか?
小川さん:チラシデザインのようにセンター内で難しい作業については民間事業者さんへ仕事を発注することも多くあります。その際に、特定の事業者さんに偏りがちであることを課題に感じていました。県内には実にさまざまな事業者さんが活躍されていて、もっと広くつながりを持ちたいと思っていたんです。
どいさん:僕の場合は、漫画を連載した経験や制作スキルをうまく活かせていないことが課題でした。最初はクラウドソーシングサービスで案件を獲得していましたが、そういう仕事はどうしても相手の想いが見えてこない。もちろんサービスの特性上仕方がないんですが、きちんとクライアントの想いを知って、そのストーリーを一緒に伝えていく仕事がしたいと思っていました。
小川さん:私としても、見ず知らずのクリエイターさんに依頼するのはある意味で容易いことです。しかし、やはり人となりや想いがイベントで知れて、その上でお願いできたのは良かったです。「TOUCH × MATCH MEETUP」でどいさんのことを知ったからこそ、安心して仕事を進められました。
―このイベントの主旨にピッタリの出会いとなりましたね。実際はどのような流れで一緒に仕事をすることになったんでしょうか。
小川さん:イベント後にONOMICHI SHAREの管理人である後藤さんに連絡し、どいさんと繋いでもらいました。
どいさん:それからはMessengerと電話でやりとりしましたよね。
小川さん:こちらの意図をすばやく汲み取ってもらえたので非常にやりやすかったです。タイトなスケジュールでお願いしてしまったのではと心配でしたが……。
どいさん:いえいえ。僕もご一緒できて光栄でしたし、希望に沿って早く仕上げたいという想いで制作できました。
―最後に、今回”たちまち”繋がった感想を教えてください。
小川さん:改めましてどいさん、この度はありがとうございました。急なお願いだったにもかかわらずスムーズに良いデザインを作っていただけて本当に良かったです。今まではこういった出会いの機会を持てていなかったので、とても理想的なつながり方ができたと思っています。
どいさん:こちらこそありがとうございました。僕も今の状態からどうやって自分のスキルを広く知ってもらえばいいのかわからなかったので、このつながりは本当に貴重でした。
イラストだけでなくYouTubeに使うような動画制作もできますので、ぜひまたご一緒できたらうれしいです!
第1回レポート
第2回レポート
第3回レポート
・企画 / 編集=後藤峻(@concierge_goto)
・取材 / 執筆 / 撮影=アンドウミク(@holiday_cloudy)
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