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アーティストへの敬意

先日、第166回直木賞、芥川賞の発表がありました。
今回も受賞は、芥川賞二人、直木賞一人となりましたが、お三方とも3度目のノミネートでの受賞とか。
最終候補に残るだけでも素晴らしいことなのに、諦めずに書き続けることは大変なことでしょう。

自称を含め、小説家を名乗る方々は、ほぼ全員この賞を目指し日々精進し続けていると言っても過言ではないでしょう。そういう僕もほんの一時目指していた時がありました。(過去形)

小説に限らず、作詞作曲や画家、デザイナーなど、いわゆる「アーティスト」と言われる方々は、自分の頭の中で繰り広げられる世界観を、文字や曲、または絵にして表現するわけですが、その作品は唯一無二です。しかも、作品によっては高い評価を受け、後世に語り継がれるわけです。努力ももちろんですが、才能がないと作れないものでしょう。

2019年にデビューした「YASOBI」は、「小説を音楽にする」をコンセプトにしているそうですが、僕はドリカムの詞も小説のようだと思っています。
ドリカムの歌は、歌詞を注意深く聞くと物語の連続性が脳裏に浮かびます。

例えば、「RING!RING!RING!」は、好きな男の子からの突然のデートの誘いに動揺を隠せません。が、相手にばれないように平常心を保とうと必死です。でも嬉しさのあまり、ついつい急いで準備してきたのが相手にバレバレでした。
というストーリだと思うのですが、詞をよく聞きながらこの曲を聴くと、正に小説を聞くような感覚になるのです。(あくまで個人的な感想です)

これはほんの一例に過ぎず、ドリカムの歌詞はストーリ性があると感じます。以前新聞のコラムにドリカムの吉田美和さんが作詞するタイミングについて「言葉が空から降って来る」という表現を使っていた記憶があります。かなり前の話なのでうろ覚え的な感が否めませんが、そういう趣旨の記事だったと思います。

「空から降って来る」なんて、お金だけかと思いました。
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冗談はさておき
「アーティスト」の方々は、作品を生み出す過程においては、アイデアが浮かばない、言葉が出てこない等様々な苦労があると思います。
作っても売れるかどうか分からない。でも作らないと仕事にならない。
相当なプレッシャーでしょう。

僕のようなそういった才能が無い者からすると、自分の作品を世間に見てもらえる。しかも評価してもらえるなら、なんとも羨ましい限りです。しかもそれが仕事となるのですから、相当なプレッシャーがあるとは言え、やりがいがある事でしょう。

僕はといえば、猫の絵を描かせたらライオンと間違われるし、楽器は小学校の音楽の授業で使ったリコーダーがせいぜいだし、「天は二物を与えず」という諺がありますが、一つだけでも欲しいものです。


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