肩甲骨とタッチングの深い関係 | 4コマ漫画で学ぶ!タッチングの教科書
台風一過で少し涼しくなりましたね。被害にあわれた方が少しでも涼しく過ごせればと思っています。さて、今回は肩甲骨をテーマにしました。肩甲骨は背中にある骨です。肩甲骨はタッチングが上手くなるのに、とっても重要な働きをしています。
4コマ漫画:肩甲骨とタッチングの関係とは
肩甲骨って、どんな骨?
肩甲骨は背中にある逆三角形をした手のひら大のとても薄い骨です。鎖骨とだけつながっていて、裏も表も筋肉がびっしり付いています。逆三角形をした手のひら大の骨です。解剖の授業で見たことがあるのですが、肩甲骨は中心部分が透けるほど薄かったです。昔は貝殻骨とも呼ばれていました。左右に羽のようについていることから、天使の羽という人もいます。
肩甲骨は何をしているのか
肩甲骨は腕を支えている骨です。肩甲骨についた筋肉は、そのほとんどが腕や肩を動かすのに使われています。肩甲骨があることによって、人間は自由自在に腕や肩を動かせるのです。ちなみに今の二足歩行ロボットには肩甲骨はありません。なのでロボットの腕の動きはとても単調です。川崎重工のduAroは、肩甲骨っぽい動きだけど、あれを二足歩行ロボットに搭載するのは難しそうです。
タッチングに欠かせない肩甲骨
肩甲骨はタッチングで、とても重要な働きをしています。やわらかく、気持ちいいタッチングには肩甲骨が欠かせません。肩甲骨が硬いと、手だけで動くタッチングになるので、体幹を使わない小手先の動きになります。また、全体に歪な動きになるので、手首や肘、肩に無理をさせてしまいます。
肩こりさんはタッチングが下手?
これまで多くの生徒さんにタッチングを教えてきて言えるのは、肩こりさんはタッチングが下手だということです。肩こりだと肩甲骨が柔軟に動きにくいので、腕や手の動きが制限されます。でも、心配しないでください。肩こりでも、肩甲骨の正しい動きを知れば、肩こりでもタッチングが上手になれます。
正しい動きで、タッチングは簡単にできるようになる
タッチングは体を使った技術です。体の使い方によって、いいパフォーマンスを出せたり、逆に体を壊すこともあります。スポーツと同じなんです。正しい動きを知れば、タッチングほど簡単なものはありません。マッサージのように力はいらないので、子どもや高齢者でもできます。講座に来られる生徒さんの最高齢は80代でした。体に無理のない動きなので、年齢に関係なく、楽にタッチングを続けられるんですね。
タッチングで肩こりケア
嘘のような本当の話なのですが、肩こり持ちだった生徒さんが、マシュマロ・タッチをしていたら、肩こりが楽になったと言われることがよくあります。マシュマロ・タッチは、タッチングしながら自然に肩甲骨を動かすように作られています。なので、すればするほど肩甲骨が動くようになるのです。マシュマロ・タッチをしていると「背中が熱くなった」「背中に汗が出た」とよく言われます。肩甲骨が動いて血流がよくなったからなんでしょうね。
タッチングする人の体も守るのが本当のタッチング
タッチングは肌と肌のコミュニケーションです。お互いに心地よくならないタッチングは、本当のタッチングではありません。これは気持ちの問題ではなく、生理学的にタッチングはお互いに気持ちいい反応がでるようになっています。本物のタッチングは、している人も気持ちいいんです。
気持ちいいタッチングの5原則
マシュマロ・タッチは、タッチングを受ける患者さんだけでなく、する人も気持ちよくなるタッチングの5原則を使っています。タッチングの5原則は、誰もがゴットハンドになれるタッチングの法則です。この法則を見つけるまで10年近くかかりました。興味のある方は下のリンクでHPをご覧ください。
著書
『イラストでわかる! がんのつらさや痛みをやわらげる 家族ができる12の方法 』