君のことばに救われた
こんにちは中小企業診断士の廣瀬達也です。
時に暑い日が登場するものの、さすがに9月下旬になると8月とは違った趣の気候な日が増えてきました。診断士業界的には二次試験が迫りつつある時期でもあります。そんな季節は、自分にとって大切な言葉など振り返ってみるのもオツなもの。
私は、とある雑誌の企画で「診断士受験勉強時代にもらった応援者からのコトバ」について取材をしたことがあります。その際に事前準備として最初に行ったのは「自分がもらった応援者からのコトバ棚卸し」でした。私自身10年以上に渡る多年度受験生をやってきたので、「応援をもらうべき期間」はたっぷりありました。しかし、いざ棚卸をしてみると、どうも周りからそんなにもらってない・・・。一人暮らしだったせいか、自分の応援者は自分自身。自分で自分に言い聞かせることが多かった感じです。それでも心身共に弱ってきた受験生活の後半は節目節目でコトバに救われていました。
今は診断士となったみなさんも、受験生時代はいろんな応援の言葉をもらったりしたのではないでしょうか?今回は当時の棚卸を振り返りつつ、受験生時代に私を救ってくれたコトバたちをご紹介します。
■二度目に振り出し戻ったとき
つまり、4回目の二次試験失敗後です(私は二次を6回受験しました)。
「本当に診断士資格がアナタに必要なのか考えてみたらどうだ?」
診断士受験を開始したときの勉強仲間でもある友人からのコトバです(その友人は結局診断士試験を受験せず今では自分で会社起こして経営者になっています)。惰性で受験している姿を見抜かれた感のあるコトバ。単純に「がんばれ!」でないところがありがたく、カミシメがいがありました。
■「最後の二次試験」直前の9月(ちょうど今の時期)
「頑張ってるんだろうが、もっと頑張れ!!
FBなんか見てるんじゃないぞ!!」
自らも数年の司法書士浪人を経験していた友人からのコトバです。
日常的にFB投稿癖がついていたこともありますが、投稿行為自体が現実逃避的になっていた感は否めません。そんな私の緩んだ投稿に対してビシッとコメントされてきたのがコレでした。追い込み時期の心には結構効きました。自分自身の心に刻むために印刷して机の前に貼ってみたり・・。そして、この日から二次試験終了までプライベートのFB投稿は封印しました。
■「最後の二次試験」前日
試験前日、当時の自宅最寄り駅でばったり遭遇。
「いろいろあったと、今は思う。」
元々好きだった「いいちこポスター」のメッセージです。
このときはあまりのタイミングの良さに駅構内で呆然とポスターを眺め「明日にはこの心境になれるだろうか。なりたい・・・」としみじみ思いました。
■二次試験合格後
合格後は流石にたくさんのねぎらいのコトバをもらいました。ありがたかったです。そんな中でも改めて救われた思いを感じるものがありました。
「おめでとうございます!お互い長丁場でしたね。廣瀬さんの合格でようやく喉の小骨がとれた感じです。廣瀬さん、本当によかった。」
多年度受験生として長らく同時期に勉強し、僕より少し先に合格した友人からのコトバ。同じつらさを味わった経験者の言葉はジンワリきます。「喉の小骨」として迷惑かけたな。と思いつつ気にかけていてくれていたことに深く感謝しました。
そのほか、コトバというか音楽にも救われていました。
特にゆずの「栄光の架橋」。
誰にも見せない泪があった
人知れず流した泪があった
決して平らな道ではなかった
けれど確かに歩んできた道だ・・・
この曲を聞いたり、歌ったりすると、今でも渋谷・桜が丘のとあるビル10階休憩室から外の風景見ながらたたずんでいた自分を思い出してウルっとします。
いくつもの日々を越えて、たどり着いた今、しっかり前へ進まねば。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?