ホテルじゃない場所、Ento
「Entoはホテルじゃないからね。」
と、フロントスタッフの長松さんがおっしゃった。
それは、Entoの全体会議での一言だった。
2025年までの中期計画において、それぞれのチーム(クリンネス、ダイニング、旅中チームなど)がどうしていくべきか、と言う話し合いに参加させていただいた時の一コマだった。
いやいや、Entoはホテルですよね?と思いながらも、長松さんの言わんとしているニュアンスはなんとなーく感じられる。はっきり言語化できない。(なのにnoteを書いている。)
このモヤモヤを解決するヒントとなりそうな本を今読み進めているのでご紹介しようと思う。
ホテルが進化した先にはどのような風景がひろがっているのか。
変異(HOW):どのように変化できるのか
適応(WHY):なぜ、そうあるべきなのか
言葉の持つ力は強大だと思う。どんな言葉でもそれに紐ずくイメージがあって、「ホテル」と言われればそれに伴う施設、サービス、接客、食、空間、さまざまな事が想像できる。これまでのホテル、観光のあり方はざっくり言葉のイメージの枠に収まっていたかもしれない。
「Entoはホテルじゃないからね。」
様々な生物が進化の歴史を辿ったように、ホテルや観光にも今の時代に合わせた進化の仕方があるかもしれない。そんな未来を探求していく旅がまさにTOUCAそのもののような気がしている。
答えはまだ全然見えていない。それでもこの本には未来へのヒントがたくさん詰まっているのを感じている。