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柳川、御花 2週間の振り返り

皆さん、こんにちは。
TOUCAプログラム2拠点目は、柳川にある御花にやってきました。

3カ月の離島生活から九州生活となり、まず感じたことは
・コンビニある
・スーパーある
・電車ある
・チェーン店ある
・つまり、なんでもある!!

いかに海士町が「ないものはない」場所だったかを実感しています。

陸地で繋がりどこまでも行けて、自転車や車で出かければ何でも手に入る。その喜びと共に、本当に自分にとって必要なものだけを見極める目を無くさないようにしたいなという思いが浮かんできました。

「ないものはない」精神を叩き込まれてきた私(1ターン目にEntoへ行った私)にとって、柳川はなんでもあると同時に「多くのものに溢れすぎて大切なものが見えなくなっていないかな?」という疑問が生まれました。


御花はTOUCAプログラムの受け入れ施設の中で1番いろいろな研修が用意されているのでは?と感じられるほどに毎日様々な学びの場を用意してくださっています。

「まずは柳川と御花の歴史を知ってください。」という言葉の通り
・立花藩から現在に至るまでの歴史(戦国時代まで遡ります)
・料亭旅館御花について
・柳川のお堀について
・コロナによって御花がどのように変わったのか
 (マーケティングやデザイナーの採用について)
・御花が目指すミッション、ビジョン、バリュー
・周辺地域への視察

などなど、多くの「学び」の機会と共に、実際の現場研修を並行して行っています。

奇怪夜行で使用する提灯を作っている伊藤権次郎商店さんを見学


御花で私が感じているのが「本質を突き詰める過渡期にある」ということです。コロナ以前の御花は、観光バスが何十台も乗り付けてお船で川下りをしてうなぎのせいろ蒸しを食べて、ちょっと観光して帰る場所だったそう。

「多いときは1200食のせいろ蒸しを1日で出したよ」というエピソードには驚愕、、、。毎日運動会状態で、スタッフはみんな疲弊していたそうです。

コロナというきっかけがあって物理的に宿を閉めざるを得なかった時間は、千月香社長含めスタッフにとっても「自分達にとって大切なことってなんだっけ?」ということと向き合う時間になった様です。

「ないものはない。ただし必要なものは全てここにある。」という精神は、もしかしたら今の御花にとってもとても重要なキーワードかもしれません。


そんな御花、そして柳川のもったいないポイントは「夜が凄く綺麗でいいのに観光の人はみんな帰っちゃう。」ということです。日中は暑い柳川も夜は涼しく、お散歩にピッタリ。



こんなに美しい風景を見ずして帰るなんて、本当にもったいないです。
そこで御花、そして柳川の観光協会でこの夏に夜に行われる企画をご紹介します。

奇怪夜行

御花のホームページより

立花家に代々伝わる妖怪絵巻をもとに、妖怪の提灯を作成。御花の大広間や西洋館を見学してもらいながら、提灯が作り出す幻想的な風景を楽しめます。


水辺の夜市

水辺の夜市ホームページより

今までにない、圧倒的な風景を作り出す。地元に人にも柳川の良さを再認識してもらい、子供も大人も楽しめる長く記憶に残りつづける風景となる。光の川下りや、マルシェ、ワークショップなど様々な催しを用意しています。

私は実務研修と合わせ、これらの企画に準備段階から参加予定。夜の柳川に子供の笑い声が溢れ、大人もお年寄りもみんなが笑顔になって集まっている、そんな風景を今から想像するだけでワクワクが止まりません。


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