TOUCA だからできること 1
TOUCAプログラムが掲げる大きな目標が「ホテルや地域の課題を発見し、解決し、これからの観光のあり方を考える。」と言うもの。
今回はホテルの中にフォーカスを当て、TOUCAプログラムに参加したからこそEntoで取り組めることを整理してみたいと思います。
1、ホテルの基本中の基本「クリンネス」チーム
ホテルに泊まって、お部屋に入った時の綺麗さはとても大切なことですね。ちょっとシーツにシミが付いていたり、整頓されていなかったら、それだけで旅のワクワクが落ち込んでしまうかも。そんな、ホテル全体の綺麗を守っているのが「クリンネス」チームの皆さんです。自分の家を掃除するのとは訳が違う!プロの仕事ぶりを間近で学べます。
2、ホテルの入り口「旅前」チーム
Entoでは、予約や受付、お客様がいらっしゃる前のレンタカーやタクシーの手配、滞在中の過ごし方のご案内など「旅に来る前にお客様と関わる仕事」を「旅前」チームと呼称しています。旅は来る前から始まっています。
3、お客様の滞在中に寄り添う「旅中」チーム
実際にいらっしゃったお客様のサポートをするのが「旅中」チームです。スタッフさんに聞いて驚いたのが、Entoへいらっしゃるお客様がノープランなことが多い、と言うこと。島民が通勤通学で当たり前に使っている内航船も、本土から来た人にとっては敷居が高く「船で移動する」という感覚があまりないみたい。そんなお客様に海士町、隠岐諸島の魅力をお伝えしたり、お部屋での滞在のお困りごとに寄り添う。旅中チームの業務は幅広いです。
4、お料理も旅の思い出「ダイニング」チーム
旅に美味しいお料理は欠かせません。Entoの「ダイニング」チームは、シェフを中心としながらも、ホールスタッフも仕込みや朝食の準備を手伝ったりと大忙し。ほとんどの食材が島内で生産されており、休みの日は畑や田んぼ、漁を手伝うなど、積極的に生産者さんと関わりを持つようにされているそうです。
5、とはいえ、人が足りない問題
Entoはオープンしてまだ1年が経っておらず成長段階のホテルです。大人の島留学生も何名かインターンで受け入れると聞きましたが、1年で旅立ちます。私達TOUCAのメンバーはたった3ヶ月の滞在。それでも「人が足りないからとても助かる。」と言っていただけます。
「痒いところに手が届く」
「ついつい後回しにしていたけど気になっていた」
そういうところを発見し、改善していくだけでもスタッフさんは大助かりです。
このようにホテルの中の業務だけでも多岐にわたり、どこに関心を持ってどの課題に取り組むかは自分次第です。興味関心があり、今後の自分の成長、キャリアにつながる場所へ飛び込んでみたい。と言う気持ちがあれば、どの部署の方も快く受け入れてくださいます。
今回は、Entoのホテルの中にフォーカスを当てて、TOUCAに参加するとできることをご紹介しました。しかし、これはTOUCAでできることのほんの一部に過ぎません。次回以降はEntoを中心とした関連会社、関連機関、地域へとフィールドを広げてご紹介していきたいと思います。
「ないものはない」島のはずが「できることがなんでもある」と言う海士町のポテンシャルの高さに驚く毎日です。