「友だち100人できるかな」

 たまたまの講演の話の流れで、社会性や協調性の話から「一年生になったら♪」の話になった。
 そう一年生になったら友だち100人できるかな?というフレーズのあの歌である。

この歌、1966年にできている歌らしい。
最初に、この歌の都市伝説を読んでいたので、あれ、こんな新しい歌なんだって感じだった。
 この歌の都市伝説はけっこうえげつない。

こっちは、もっとエスカレートしている都市伝説も紹介されている

100人ということから、本人はどこにいったんだー的な「怖い作りばなし」なんですけど。戦時中に話が展開していくなんて、それはそれですごい。。
 で、まともな話。
 1966年といえば、高度経済成長期。
 この歌ができて流行初めた時期。みんなで~右肩上がりをめざすぞ~的なそんな歌詞ですよね。
 一番がみんなで富士山にのぼっておにぎりを食べる
 二番でみんなで日本中をまわる
 三番でみんなで世界中をふるわせて、笑いたい
ですからね。

 1990年代のはじめに北欧にいったとき、小学校一年生の最初に習うことと、その国の国語の教科書の一番はじめは何という問いかけをされて「そうなんだ」とすごく衝撃をうけた覚えがある。当時のスウェーデンでは小学校一年生の一番はじめに習うことはゆでた「じゃがいも」の皮をフォークとナイフでむくことだと。
 通訳の方が日本では最初に日本中のどの小学校にも桜の木があり、「さくらさくら」を歌いますよね。と。
 幼稚園や保育所(園)をでるときに、みんなが「ともだち100人」作ろうね~と、歌う風景は、欧米の文化からすると異様な文化なんだろうな。

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