よろしゅうおあがり

ちょっと、今朝のインプットは多過ぎて、それもけっこう重い話題ばかりで、ちゃらっと書くとまずいだろうという話題ばかり、なので、軽めの話題をとりあげることにします。笑

「よろしゅうある」ってつうじるでしょうか?

「召し上がれ」という意味ではなく、「ごちそうさま」に対しての言葉。よくぞ私の料理を食べてくださいましたね、の意なので、食べ残しがある場合には言わない。食後に言うのがポイント。畿内で使う。単に「おあがり」とも。

京都や大阪で使うことばで、そういえば、学生時代に山梨にいたときにはきいたことがなく、こどものときにはよく使っていたけれど、そんなにつかわなくなったことばなのかと思う。

では、京都大阪以外ではなんというか?

「お粗末でした」になるんですよね。謙遜することばである「お粗末」を使う。日本的といういい方が正しいかどうかはともかく、「一歩下がって」みたいな○○道に通じる言葉ですよね。そして、これがネガティブなことばだという評価があるようで、そんな話が流れていました。

ことの手の話は、いまにはじまったことではなく、それなりに前からいわれていることでもありますが、改めて言われると、個人の話で、ことばは自由に選べばいいというレベルの話とはまた違うレベルでは、なんだかなぁ、と思うのも事実。

ことばは生活や文化、慣習とリンクするもので、当然、変化がおきつのは常。その生活や慣習変化をして、ことばの変化を楽しむことがあれ、否定的に揶揄するしたり、虐げる必要もまたないような気がします。

ことばの選択や発しは、その方の意識的、無意識的な暮らしや人生を表しているわけで、それもまた尊重することが必要な気しています。

お粗末様でした

あなたはこのことばをどうかんじますか?

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