![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/111418445/rectangle_large_type_2_17db13c420173646a95c9e5c230eb0ca.jpeg?width=1200)
お盆・小学生
お盆には村に帰る。お盆当日ではなく、数日前に行く。
まず、着いたら掃除する。
村には田んぼがあり、最低でも1カ月に一度は、帰ってきているから、そんなに汚れるはずはないのだが、それでも、何かが入り込んでいたり、隙間からの泥汚れ、ハエの死骸とか。やっぱり掃除せずにはおれない。
ばあちゃんは足が痛いので、まず、ばあちゃんの居場所を確保、隣の家とかに話に行くことが多い。
かあさんはまず、風を入れて、台所を確認し、トイレや納戸などピカピカになるまで掃除する。かあさんは忙しいから、掃除は子どもたち。免除はない。
とっちゃんたちが掃除している間に、かあさんは畑に行って、必要なものを取ってくる。町の畑には毎日つかう青菜などが中心だが、こっちの畑、借りているのも含めて、ジャガイモ・豆・かぼちゃなど、備蓄用が植えられている。毎日の水やりは必要ないものが多い。
トマトやキュウリは親戚のおばさんが植えて置いてくれて、こっちにいる間は困らない。
とっちゃんが楽しみなのは、とうきび。
実のなる木もあって、それも楽しみ。
落ち着いたころ、親戚がやってくる。
そのころにはばあちゃんが居間に座って相手をする。
野菜や、魚など、いろいろな差し入れ。ありがとうございます。
かあさんも心掛けていたあれこれを届けたり、来てくれた時に渡したり。忙しい。
お墓を洗って、整える。
次の日はお盆、午前中に、とっちゃんたち家族でお墓参りに行く。
親戚が来る、仏壇にお参りしてくれるので、お茶の用意。
遠くからも親戚が来て、お昼も用意する。
新盆があるときは、お宅に訪問してお参りする。
お参りの後、親戚はうちで休むから、座敷にその用意を。
お盆休みは数日あるので、親戚との行き来などの合間に田んぼ・畑の手入れをしたり、家の修理をしたりする。
かあさんは、朝早くに近所を散歩する。
すがすがしい空気が何ともうれしいという。