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僕にとっての"伝説の一日"

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小西マサテル
「名探偵のままでいて」 発売記念サイン会

 自分が参加する回は13:00からだった。

最寄りの日比谷で降りれば良いものを
時間があるからと大手町から歩く選択をした。
これが思いの外、距離があった。
13:00に遅れちゃいけないという意識から
どんどん早足になる。そう思えば思うほど
タイミング悪く、信号に引っ掛かる。
それでもギリギリ13:00前にサイン会の会場で
あるイマジンスタジオへ。

受付を済ましていると会場の中から
マイクを通した小西さんの声が聞こえてきて
笑いが起こっている。
サイン会の様子を遠目に見ながら列に並ぶ。

その時点で「何を話そうか?」と緊張感が高まる。
列の中頃まで来た所で会場がドッと沸いた。
5分遅れで岡村さんが登場されたのだ。
「5分押しで始めて欲しいって言うたんですけどね」
と岡村さんお馴染みの5分押しの美学に
一瞬緊張が和らいだが、その後の
小西さんと岡村さんのトークを聞いて、
笑いながらも心の中では「どんな事を話そうか。
ラジオネームは言うか言わまいか」と
緊張に押し潰されながら頭を回転させる。

そうしている内も列は次第に進んでいく。
小西さん、岡村さんが参加された方との話し声は
ずっと聴こえているけど、どこかずっと上の空。

自分の心拍の音がうるさい。


本当に自分の順番の目の前まで
「ラジオネームを言うか」どうかは迷い続けた。
でも、「こんな機会はそうそうないだろうし、
イタいと思われても良いから
ラジオネームを言おう」 そう決心した。

ついに、自分の順番が来た。 

(緊張で内容が正確ではないかもしれませんが…)


自分:おめでとうございます!

小西さん:「ありがとうございます!」

自分:松戸市 トッティーです!

小西さん:「えっ!トッティー?

(マイクを持ち)松戸市 トッティーさんです!」

(会場内で拍手が起きる。恥ずかしかったけど
振り向いて頭をペコッと下げる)

岡村さん:「おぉ、トッティーや!常連も常連や!
えっ?いくつ?」

自分:27歳です!

岡村さん:「お~27歳なんや!
いつも手書きで送ってきてくれてるよな?」

自分:はい、手書きです!

小西さん:「癖のある面白い字書く子やね!」

岡村さん:「そうやねん。手書きで書いてくれて、暖かみがあんねん!これからも頼むな!」

自分:はい!ありがとうございます!
(岡村さんの目を見て)これからも頑張ります!

岡村さん:「頼むな!」


記憶が定かじゃない部分もあり
足してしまっている部分もあるかもしれないが、
こんな感じのやり取りだったと思う。


なんて幸せな時間だったんだろう。。。


頭がフワフワした状態でその場を立ち去り
その熱が冷めやらぬまま、グッズ販売で
売れのこ…じゃない"おこめ"を購入した。

フワフワ状態のまま、会場から出ると緊張から
解放された安堵感から腹痛に襲われ、有楽町の
ビックカメラのトイレの個室へと駆け込んだ。


先ほど小西さん、岡村さんに言われた言葉が
時間をおいた事で正気に戻った頭に
どんどんと染み渡っていく。
嬉しさからとても泣きそうになって
呼吸が荒くなっていく。

2015年、岡村ANNに投稿始めた時は19歳だった。
初採用は2016年6月。それから7年、僕は27歳だ。
ハガキ職人大賞1位はおろか
未だにトップ3に入った事はない。

でも、ずっと聴いてきた番組の
パーソナリティーと作家さんに感謝を言えて、
認知をしていただきパーソナリティーから
「これからも頼む」というとても重たい言葉を
間近で直接言って頂けた事に
こんな生意気な事を言って良いのか分からないが
「頑張ってきて良かった」 そう思った。

そしてなにより「これからも頑張ります」と
岡村さんの目を見て、言えて本当に良かった。

他のリスナーさんへの小西さん、岡村さんの
接され方を見て、改めて
ナインティナインのオールナイトニッポンと
ラジオが好きで良かった。


サイン本、今回の思い出、そしておこめは

自分の家宝にしようと思う。


小西さん、岡村さん
チャック三浦さん、カヨちゃん、イソノさん

本当にありがとうございます。

そして、これからも頑張ります。 



#小西マサテル

#名探偵のままでいて

#ナインティナインann

#ナインティナインのオールナイトニッポン

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