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月9『海のはじまり』 | 津野という男

津野(池松壮亮)、これまでよくやった……!
よく見返りも求めず、彼女を助けたよ……!


と、津野派の勢力を一気に広げたであろう月9『海のはじまり』第7話。
今回は津野と水季(古川琴音)の7年間がメインでしたけど、津野、本当によく頑張りました。


津野がいたことでどれだけ水季は救われたか。
津野がいたことでどれだけ海は楽しい時間を過ごせたか。


保育園のお迎え、
仕事が終わるまでの相手、
保育園に預けられない時間の世話。
水季が病気になってからは、通院の時も、親に告知する時も、痛くて苦しいところを見せたくない時も、いつも海と一緒にいてくれた津野。


津野がいなかったら水季はもっともっと精神的にも肉体的にも追い詰められてたよ。
水季が最後まで海と一緒にいられたのは、間違いなく津野の支えがあったからだよ。津野は、ちゃんと、絶対、水季を支えたよ!!!それは確かだからね!!!
と津野に言ってやりたい。


水季の病状が悪化し、水季の死を知らされた津野役の池松壮亮がほんとにすごかった。
池松くんが出てる映画やドラマなんて山ほど見てきてるはずなのに、完全に「津野」にしか見えなかったです。


ちなみに、池松くんは1990年生まれなんですけど、他誰がいるか知ってます?なんと、林遣都、本郷奏多、三浦春馬、柳楽優弥がいるんです!
映画『DIVE!!』の時に林遣都と池松壮亮が同じ1990年生まれであることに気づくと同時に、え、三浦春馬もそうだったよね?本郷奏多も!柳楽優弥も!!!となり、好きな俳優が集まっていたので、個人的に「奇跡の1990年生まれ」と呼んでいました。



話それましたけど、言いたいのは、池松くんの演技がすごかったという話です。


外にいるときに着信を知らせるバイブ音に気づく津野。
何かを察したように胸を手で何度もさすり、やっと電話に出た津野。
電話の相手の声は聞こえない。
津野、携帯を持ったまま号泣。嗚咽。


私も津野の姿に号泣。今クール初泣き。
池松くん、なんてすごい演技するんだよ。


何も言わないのに、相手が何を言って、津野が何を思って、どれほど水季を大事に思っていたか、全部伝わりました。


水季、こんなにこんなに愛されてたんだよ。
夏(目黒蓮)のことがずっと好きだったかもしれないけど、もう少し目の前の人に目を向けてもよかったんじゃないかな。最初から「ない」と決めつけないで、津野と恋人だったり家族になることについて考えてもよかったんじゃないかな。ずっと1人で頑張ってきた時にあんな風に支えてくれたら、ちょっとくらい揺らがなかった?


7年はすごいよ。7年あったら、出会って、付き合って結婚して、離婚することだってできるよ。
そんな長い時間、ずっと見返りも求めずに支えてくれたんだよ。
それなのに、家族でも恋人でもないから、時間の許す限り付き添うこともできない。最期の瞬間に呼んでもらうこともできない。海と悲しみを分かち合って、1番近くで支えることもできない。
7年間、水季の1番近くで、1番支えてきたのに、家族や恋人のように公に悲しむことだってできない。そんな辛いことあるか?


しかも、水季が亡くなった後、水季の部屋で片付けをしていた水季の母親(大竹しのぶ)に手伝いますと声をかけたら死ぬほど冷たくされるという悲しさ。


津野「手伝います。海ちゃんのもの、だいたいわかるんで」
しのぶ「触らないで。家族でやるんで大丈夫です」


……しのぶぅ涙!!!!


やめてやってよ!!!津野、ギリギリだったあんたの娘をずっとずっと支えてきたんだよ!
わかるよ。しのぶも水季を支えたかったんだよね。自分より海のこと知ってるなんて悲しかったんだよね。
でもそれは言っちゃダメ!!!津野だって死ぬほど悲しいんだよ!娘のためにあんなに泣いてくれる人にそんなこと言わないでよ!!!

と、泣きながら迎えたCM明け。
突然現在。
水季の部屋で水季のアクセサリーを見ている夏(目黒蓮)。


…………。


なんか……なんか腹立つ……


こっちは津野の気持ちに寄り添いまくってんだよ!
今、お前(目黒蓮)出てくんじゃねーよ涙!!!!

(八つ当たりです。)


そしてもう7話も終わったところなのに、いまだに有村架純のヒロイン感なしです。

水季の墓参りに行った夏と架純。
そこで津野の姿を見た夏が、「(水季のことを)よく知ってるから余計につらいって、うらやましかった。自分が悲しいと思っていることなんて、たいしたことない気がして」とか言うんですよ。

こいつ馬鹿じゃない?



架純のことを姉か親戚のお姉さんかなんかと勘違いしてる?少なくとも彼女に言うことじゃねーだろーが!!!


架純「大丈夫だよ。月岡くん(目黒蓮)には海ちゃんがいるから」

……別れよ!もうダメだ、夏とは別れよ!!!
こいつ、自分と海と元カノのことでいっぱいいっぱいで架純のこと何も考えられてないから。
この先付き合ってても傷つくだよけだよ!もう別れよう!!!
夏の家族だけ架純にあげたかったけど、もう限界。こんなこと言う奴別れるしかない。

津野「あの人、水季、水季うるさいですよね」
架純「はい」
私「ほんとにね!あいつ何も考えてないよね!」

そんなに水季が大事なら架純を解放してやってくれ!!!
津野に変な嫉妬してんじゃねぇ!!!水季と海を7年支えてきたのは津野なんだよ!!!!


架純に幸せになってほしい。
津野にも幸せになってほしい。

海ちゃんもかわいいから幸せになってほしい。


でも、夏だけどうでもいい。

そんな気持ちになった『海のはじまり』第7話でした。


おしまい。


【追記】2024.8.27
特別編「恋のおしまい」見ました。
津野、ちゃんと両思いだったーーーーー!!!!
全く相手にされてなかったと決めてつけててごめん。
そしてあんな恋を経てのあの号泣だったと思うと更に辛い……
津野の「いいよ」が優しすぎて私が惚れそうになりました。
津野、頼む、幸せになってくれ。



昨年、月9『真夏のシンデレラ』の感想を初めてnoteに書いてからなんと1年経ちました!
ドラマに対していろいろ文句言ってる記事も多いですけど、本当につまらないと思ったらすぐ脱落しますので、感想書いてるうちは「こいつ楽しんでるな」と思ってください。

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