Tignes day9〜スプリントテクニック〜
9日目
起床
6時起床
昨日休んだ分疲労は抜けたが、1週間動いていた中でスキーをしなったので少し足が重くだるく感じる。
外は高曇りで少し雪が舞っている。あまり寒くないからすぐ止みそうだ。
6:30ごろ朝食を食べ、コーチとミーティング。8:00ごろ追加でお米を食べて栄養を蓄える。外は雲が上がり良い天気になりそう。
午前
支度をして、9:00出発
今日から去年のワールドカップスプリント種目のシリーズチャンピオンのオリオルが参加。スカイランニングでも一流で1番の憧れの選手がトレラン世界選手権が終わり今日から合宿に参加。
朝挨拶をして、浮かれてレッツゴー。
今日はスプリントテクニックのトレーニング。その名の通りスプリントでの素早いトランジットの練習。その練習の前にアップで何度も上り下りで体を温める。
昨日降った雪は3000m付近で10cmの積雪があり快適に滑ることができるが、たくさんの人が滑った後でなかなか難易度が高く足が取られるコンディション。それでもみんなでヒャッホー!と言いながらただ真っ直ぐ突っ切る。本練習前に獲得標高+1100m。上は雲がかかり、風が冷たく、手が痛い。
少し降りた2900m付近でトランジットの練習。
スペインコーチの掛け声の元あらゆるバリエーションでの練習。流れを通してなるほどという内容。ただトランジットをするのではなく、動作や変化、遊び心を入れてのトレーニング。やっていて楽しかった。
みんな精度が高く、動きもスムーズで無駄がない綺麗なトランジット。だから速いのは当たり前。
単純に板を担ぐ、板を履く、シールを取る。それだけだからこそ精度が求められる。コーチが撮ってくれた動画を後から見返したら「あ、そこ!?こんなにスピードに違うのか」とか「そうやってるのね」とか、そもそもの動きが違くてトランジットそのものを見直さなくてはまず勝てないと感じた。そして精度。
程よくスプリントで心拍を上げて、ダウンで20分ハイクアップしてから下山。それがみんな速いの。
しかし、1週間目にして、自分も石やアイスバーンに慣れて来て、余裕を持って下れる様になってきた。
12:30頃下山し、13:00宿へ。
午後
昼食を食べ、今日の動画を見てコーチとチームメイトとあーだこーだ。盛り上がり2時間ほど語り合う。
でもこの時間が大切。何度も試行錯誤を重ね、実際にやってみて、最終的にたどり着いたやり方。担ぎで1秒、スキーを履くので2秒、シールを取るので3秒。あらやだもう6秒。スプリントで6秒は全然違う。
強い選手、速い選手と練習をすることで自分の常識や考えが覆された時が1番興奮するし、何より超楽しい。そしてそれを実践して完璧にできた時が超ヤバい。
語彙力はないけどそういう事。
15:30からシエスタ。
17:00からジム。
今日も基礎の体幹をやり、追加で負荷をかけての大きな筋肉を刺激する運動。
分かってはいたけど大きな筋肉を太くするウェイトをメインにやっており、より瞬発系の動きに重きを置いている印象。
最後にトレーニングドクターに体の使い方を教えていただき、19:00まで時間たっぷりにトレーニングしていただいた。
就寝
夜ご飯を食べ、コーチが試しに餃子を作ると言い具を作り始め、そして小麦粉で生地も作り出した。
手際良すぎです。
21:00体のケアをしてnoteを書き、寝る支度。
いつもスペインコーチにトレーニング後「ありがとう」というが、言葉では表せないくらい感謝している。言葉で伝えるのが難しく、いつも「ありがとう」しかいえないからもどかしさはある。しかしいつか何らかの形で恩返しをしたい。もちろんコーチだけではなく、一緒にトレーニングしてくれている選手にも。
明日もスプリントテクニックのトレーニング。
今日学んだ事、復習したこと、予習した事を学び直しきちんと自分のものにしてみせる。
22:00就寝6:00起床
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