Andorra skimo day7〜Trace Catalane レース参戦〜
アンドラ7日目レース参戦
起床
3:45起床
レースの支度を済ませて朝食を食べる。昨日スーパーで買ったベーグルにバナナを挟んで簡単に。ワカメスープも一緒に。
4:30に宿に頼んでおいたtaxiに乗り込み、Canillo のPLAU DE GEL Andorra というスポーツセンター前でアンドラチームと合流予定。
taxiで30分弱で到着、5:00前にはついて待ち合わせの5:15まで待つ。
30分以上全然来ないバスをまつドミニカの女性と雑談をする。おしゃれな格好してるから寒そうだ。オシャレは我慢と聞いたことあるけどなんて気の毒な言葉だろう。5:15にアンドラのコーチのチャビがピックアップしにきてくれた。挨拶を交わして、お礼を伝えて車に乗り込む。5分ほどの無料駐車場でアンドラのジュニアのマルクを乗せて3人でリザングルまで向かう。約1時間半。
午前
7:00前に到着。レザングルはとても寒い。冷えている。スタート会場から少し上がったところのパン屋さんで3人で朝食。カフェオレとパンを食べる。僕は持ってきたバナナも食べる。
7:30ごろ他のアンドラの選手3人も合流して受付へ。僕もずっとメールでやり取りしていたアントニさんと待ち合わせをして無事に受付を済ませる。身支度を整え、8:00からウォーミングアップ開始。みんな各自で動き出す。
スタートラインに行くまでにビーコンチェックをささっと済ませてスタートラインへ。
ワールドカップ出場している選手や、ファンの人、マスターカテゴリーで上位に入っている人など様々な選手がスタートラインに並ぶ。それぞれの思いで8:30一斉スタートを切る。
コースは序盤圧雪された長い緩い登り貴重の林道を進み、途中で急斜面に入ってまた林道に出て、また急斜面となかなか痺れる序盤。最後は非圧雪エリアに入り滑走へ。下りは全て圧雪斜面。それでも1.2本目の下りは圧雪されているが積雪は5cmほどで普通に石と草が出ていて、ラインどりを間違えたらストップがかかって危ない。降った先でトランジットを行い登りへ。登りは全て非圧雪のコース。ブーティングを挟んだりなかなかテクニカル。同じ場所でトランジットをして同じところを下る。3本目の登りはスキーのまま登り、上部へ行き、トランジットして滑走モードで並行移動。一度板を担いで芝生を走り、ゲレンデに出たら板を履いて滑ってゴール。ざっとこんな感じ。
スタートからまずはワールドカップ上位の選手の動きを見たい思いで前で果敢に攻めた滑りをする。脚の入れ替えがめちゃくちゃ速い。そしてペースが落ちないしランとウォークの入れ替えとタイミングが上手い。でもついていけないペースではなかったから5〜10番あたりを彷徨う。
しかしウォーミングアップが足りなかったのかなんなのか、序盤から脛と足底が張ってしまいペースが上げられなくなる。途中でブーツのフィッティングの調整をしてたりしていたら15番くらいまで落ちる。この時女子トップのスペインのマルタにも先を行かれる。
あとはずっと我慢の展開。マルタを含めた男子6人くらいでひとまとまりのパックになりそこについていく。
最初のトランジットまではそんなにペースが上がらずどっこいどっこい。先頭はまだ見える位置。
女子トップのマルタがちょうど滑り出したくらいにトランジットエリアに着く。無難にシールを取り、下りへ。下りで前脛が張っていて全然コントロールできない。こんなに滑れないの初めてってくらい踏ん張れない。
それでもみんな草と石が出ている厚さ5cmのゲレンデをまっすぐ降りていく。もちろんついていく。
ヘアピンカーブをして少しスケーティングをしてスキンオン。スキンオンで1人抜いて前に出る。マルタとはそんなに詰まらない。
2本目の登りは非圧雪の登りで、片斜になっていてしかもカチカチに凍っている雪。とてもトリッキーな登り。テクニックがものをいう。とりあえずまだ余力はあったため無難なこなし、ブーティング、スキーオンまで行く。ここからのジグが本当に難易度が高い。日本人のコース作りが本当に綺麗なんだなと身をもって実感。細いし狭いし硬いし、踏み外したら下まで落ちていくし、ワンキックミスったらもう渋滞。いろいろなプレッシャーと闘いながらのキックターン。
そして前脛が張っていたらキックターンってできないのね。自分が下手すぎて練習通りにできなくて苦笑い。
更にその上のグライドさせて進めるようなセクションも前脛の張りのせいで踏ん張りが効かず、情けない滑り。得意のシール滑降も下手くそすぎて苦笑い。
2本目の下りはコースもわかったこともありノーターンで下まで。ここでマルタと差が詰まる。疲れてるのか、ペースを落としているのか、登りでどんどん差が縮まる。3本目の登りはペースが落ちることなく逆にペースが上がり、2人くらい交わして結局序盤の6人パックの中で先頭に立つ。最後のトランジットでスキンを取り、滑降へ。ちょっと降ってトラバースでスケーティング。雪が途切れるところで板を担ぎ、400m程ランニング。このセクションでマルタに追いつく。
そしてスキーオンのトランジットで抜かして最後の滑走へ。気持ちいいただのゲレンデ。ターンなんかしない。ただまっすぐカーブはエッジを効かせてスピードを落とさない。
ゴールゲートがよく分からず、最後ボーゲンしたら横からマルタに交わされる。結局かーい。
13km 獲得標高+1300 1時間31分。14位
男子トップはスペインのジョルディで1時間19分。
約12分差。思ったよりも開いた。
試走して、前脛の張りが出なければもっといけたと少し残念…。足にきてしまって心臓があまり上げられなくてゴール後もあれ、もう終わっちゃったのか…。
去年の宇奈月の日本選手権が11kmで獲得標高+1200mを1時間20分。
まだ余力がある中で雪の状態もあるけど、日本選手権のコースを1時間10分をきれるくらいのペースで動けたことは凄い良い動きだった。
後半にかけてペースが落ちることなくむしろペースアップをしたなど、展開も悪くなく、自信のついたレースになった。
でももしこの大会にレミやダビデが出たらこんな差では済まないだろうと思うとゾッとする…。たった13kmで20分近く離されるのではないか、その差も知れたことは大きな経験になった。
ゲレンデハウスで軽食を済ませて、アンドラチームのチャビとオリオル、マルクとゴンドラで下山。
帰りが遅くなるとのことで下山して着替えて片付けしてそのままアンドラに帰る。帰りも乗せていただき、本当に感謝しかありません、
車で色々話しながら、最後にオリオルがタクシーを呼んでくれてCanilloからもスムーズに宿まで帰ることができた。
みんなスキーモファミリーだ!と良くしてくれて頭が上がりません。
午後
13:00ごろ宿に戻り、シャワーを浴びて片付けをして、遅めのお昼はすぐ横のハンバーガー屋さん。パテが噛み切れないのなんの!
帰って洗濯してお昼寝。18:00まで爆睡。
ストレッチやなんだして19:30夕食へ。
就寝
明日から3日間山では吹雪!積雪1m予報が出ているみたい!
なんとかワールドカップまでは大丈夫そうかな!
ワールドカップまでいい調整できたし、あとは体調整えてあと6日!やれる事を!
たくさんの人のサポートに感謝です。
22:00就寝3:45起床
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