見出し画像

Japan Skimo National trainingcamp in Hakuba

スキーモ強化指定選手白馬合宿

8/21〜23の3日間参加してきました。

初日ポールを使ったトレーニング
レンくん色々教えてくれてありがとう!
期待のユース。一緒に強くなろう

21日1日目

9:30に集まり、体のケアについて専門トレーナーの方からのご指導。

坂を使って体を知る

体を知り尽くしたトレーナーの見解はやはり的確で終始頷き、今後にとても活用できる貴重な時間で午前中はあっという間に経過。

苦手な座学もあっという間に

午後は元クロスカントリースキー競技のオリンピアンをコーチでお呼びして今後のトレーニングに活用できる基本の動きを教えていただきました。
スキーモについてお考えになられたらしく、競技の違いやスキーモの特性をご理解された上で教えていただけたので疑問もなくトレーニングに集中できました。

今後に活用したいポールラン

その後はローラースキートレーニング。
クロスカントリースキーの経験がない僕は自己流でトレーニングしていたので、オリンピアンの指導の元、更に上達することができました。

午後はローラースキーの基礎

22日2日目

きっと寒かったんだろうな。
朝起きたら敷布団をかけて寝てたよ

午前中は野暮用で参加できないので、朝5:30起きでゲレンデ逆走のプチトレーニングから始まり、クールダウンでふらっと6kmほどジョグ。

他の選手は男子1500m女子1000mのタイムトライアル。

走りたかったー。

スキーの選手といえど、クロスカントリースキーヤーのトップ選手は3000mを8分代で走るくらいVO2maxが高い。速ければ良いというわけでもないけど、速いに越したことはない。
各々それぞれ目標を立てて現状把握の意味でのタイムトライアル。みんな頑張ってたみたい!(みたいというのは野暮用で参加できなかったため)

砂の1周250mのトラックでトップのレンくんは4'30
いいんじゃない?

スキーモの日本トップ選手が集まってるから全体で目標として男子は4'20。女子は3'15はせめて切れるようになりたいゾ。 
僕は9月2日に北信選手権で1500mに出る予定。目標は4’10切り。最近スプリント系のトレーニングを積んでいて普段の練習でも砂のトラックで400m57秒、1km2'41程で走れているからこれくらいのタイムは出しておきたい。

12:00過ぎに野暮用を終えて全体と合流。
午後はトレーナーによる体のストレッチを入念にして、15:00から栂池自然園までローラースキーヒルクライム。

女性アスリートは中良い
はーい!みんな集まってー!

タイムトライアルではなく各々の目標を持って登る。
僕は最大心拍数の80%〜88%の値で13km d+900を登る。終始体は問題なく動き1時間ほどの気持ちのいいヒルクライムができた。

最後はちょっとペースを上げて

勤務先の中野土建株式会社で所属している中野土建スキークラブの先輩である現役オリンピアン馬場直人さんにも個人的にフォームを見ていただく機会があり、的確な指摘をしていただきました。
スキーモとクロスカントリースキーは大元の動きは似ているけど全く違う競技。それでも動きの引き出しや、より繊細なクロスカントリースキーの動きを学ぶことで更にスキーモの競技力が上がると思っています。
まだまだ伸び代しかないローラースキー。直人先輩や、身近のクロカン選手がいることに感謝しながらより体の動きを身につけられるようにしていきます。

3日目23日

今日は最終日。
黒菱駐車場から唐松岳を目指すトレラントレーニング。
僕を含め全体的に疲れが見えることから山でのインターバルトレーニングをやめて、ゆっくり動き続けるトレーニングに。

はい行ってきます

八方尾根特有の緩やかに1200m登っていく地形を生かして乳酸を溜めながらひたすらゆっくり走る。
1時間40分ほどで山頂へ。あいにくのガスガスだけど雨よりはマシ!

八方池もきれいだ

下りは上りで抜いたハイカーのお客さんが多いためゆっくり下る。最終日も疲れている中程よいトレーニングになりました!

まとめ

スキーモが2026年冬季オリンピック追加種目にに決まった事から目まぐるしく変わった競技生活。
それは僕だけでなく周りの選手、コーチ陣みんなが経験したことのないスキーモの歴史を創り上げている今。
みんなで試行錯誤しながら、意見が食い違ったり、思うようにいかないこともあったり。それぞれ思うことは様々だけど、みんな同じ目標に向かっていることは事実。
日本チームが掲げた目標
「2026年ミラのコルティナ冬季オリンピックで出場枠を獲得する。」
メダル獲得がものを言うこのご時世でレベルの低い目標とメディアは考えると思う。

この目標は長年スキーモの歴史を支えてきた先代のパイオニアの方々をはじめ、日本でも普及をしてくださっていた澤田実さんをはじめ、現在のコーチ陣。そしてスキーモを愛してやまない人たち。彼ら全員の努力が実り、オリンピックという大きな舞台に立つことができています。

埋まらぬ世界との差。
花形のインディビジュアルでは世界トップと20分以上の差。スプリントでも予選敗退。数年間は近づくことは難しいと思っていた差。
それでも、日本でのスキーモを取り巻く環境の変化や、日本代表選手団の団結力やライバル意識、切磋琢磨し合い、それらが相まって少しずつ現実的に上位が見える位置まできています。

スキーモの歴史が大きく変わろうとしている今を生きているからこそ、オリンピックの出場枠を獲得すると言う目標がどれだけ適格か。目標は高い方がいいけど、行きすぎた目標は何も見えなくなる。

かわいーなーおぃー!

選手みんなで一つの目標に向かって強くなる。
今はそれだけです。

若い子も育ってるし、楽しんでやることが第一前提。

ガンガンこっからだーい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?